坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

2012-01-01から1年間の記事一覧

オペラ座のクリスマスイヴ

クリスマスは家族のお祭り、普通の家庭に呼ばれても親戚の話とプレゼントの交換でうんざりするばかりなので毎年まじめにどうするか考える気がしない。幸い私を可哀想に思って下さる方々も少しはいるのだが、生半可に返事をしたままで、、、だが前日になって…

成人検診での悟り

金曜に健康保健の成人検診に行った。50歳(?)を越すと定期検診を受けさせてもらえるのだが、随分昔一度お声がかかっただけでその後音沙汰なし。一度調べたところ「自由業、農民は権利がなくなった」とのことだったが、帰国前に薬の件で事務所に出向いた…

カオス vs 洒脱

昨日のビルの写真ではわかりにくかったので、ズームで撮って来た。よく見ると私の作品(11月8日写真)とはかなり異なる。先ず第一にビルではバーの長さが明らかに長短2種あるのに対し、私の方はいつも割り箸そのままだから大体長さは同じ。第2にビルはバー…

フランス感覚の私?

私のアトリエ周辺はオーステリッツ駅からの線路上開発およびセーヌ河貨物港地区の再開発で町並みがどんどん変わっていく。昨日バス通り側から地下鉄に行くと建設中の「やばい」ビルが突然目に入ってきた! 写真のこれだが、構想が私が名古屋の個展で作った箸…

故郷は与太郎

富吉温泉には感慨がわかなかったが、私にとって感慨深いのは温泉の住所。 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字与太郎175 実は私の実家もこの「字与太郎」であったのだが、1月に簡略化され、蟹江町富吉となり、わが愛する「与太郎」がなくなった。確かに与太郎…

帰パリ第一日

昨日の晩無事にアトリエに戻り、早々予定らしきものも会ったのだが、無理はやめて早く寝た。お陰で7時に眼を覚ましたが、寒いし、悲しいかな外は真っ暗。でもやることは一杯。第一は衣替え。季節は2ヶ月ですっかり変わった。籠に入れっぱなしだった洗濯物…

今年っきりの富吉温泉

昨日片山津温泉のことを書いたが、今日はもう一つの気になる温泉、富吉テルマ55へ。これは私の愛知県の実家から歩いて10分(近鉄富吉駅から5分)の「天然温泉」(確かに鉱泉の香りもする)へ。ここは20余年間営業していたのだが、施設老朽化のため今年限りで…

ピンポイント観光

25(日)に個展が終わり、ほっと一息。先週は外国人特権のJRパス(所謂JR線のフリーパスで、私は日本国籍だが永住ビザ同等があるので購入可)を利用して、不思議な旅をした。名付けてピンポイント観光。例えば金曜日の午前に神戸元町で知合いの個展を見て、…

豊田市美術館遠征

豊田市美術館へは十数年前、まだ私が飛び込みで宣伝活動をするだけの元気(野心?)があった頃、その頃の学芸部長さんが会って下さると言うので行ったところ、当日朝まで雪が降り、道には雪が積もるし美術館は丘の上だしで、大変な苦労をしてたどり着いた思…

L Gallery

日本の画廊は大半はレンタルの貸し画廊、企画展を行う画廊でもレンタルと企画の並立ということが多いが、前回書いたように L Gallery は異色の「純粋なる企画画廊」。その秘密はオーナー。実はここの経営者は金沢の21世紀美術館や豊田市美術館に作品が収蔵さ…

個展オープン

先日の写真のように画廊の床で試作した割り箸と爪楊枝、それに木の枝と冬瓜を使ったアラベスク風飾り窓(?)「夢の浮き箸」も完成し、個展は3日(土)無事にオープンした。今回も広いとは言えない画廊スペースに、「日々のデッサン」「雨の絵」「塩の絵 - …

昨日の続き

吊るしました

特別作品

前回触れましたが、日曜日以来毎日画廊で、写真のように「特別作品」を制作中。勿論未発表、日本でないと意味のない作品です。オープニングはもう明日!!!

忙しい安息年 ー 日本篇

日本に着いてもう2週間にもなる。個展まで日があるので、東京での知合いの展示もあるし、1週間ほど遊んでから準備と思っていたのだが、額やマットを注文し(かつ4月の南仏の展覧会で金プチの派手な額にデッサンをいれてもらったら不思議に絵にマッチした…

傑作はいつできるかわからない

3日に書いたように満足できるような大きなデッサンも仕上げねばと昨晩紙を湿らせテーブルに張った。出発・個展の準備をしなければならないのに今朝は雨、つまり雨の絵をしなければならない(自分のルール)。失敗なく出来て満足(かつその後雨も上がって、…

パリの白夜

10月第一土曜日の夜は「パリの白夜」Nuit Blanche de Parisという、一晩中続くというか一晩だけのアートイベント(これについては2006年07年の10月にも書いている)。昨日は生憎の雨で、先日書いたように忙しがっているのでパスするのもありだったが、友達に…

忙しい安息年?-2

実は(というかもう書いているかもしれないが)来月11月に名古屋名東区のLギャラリーで個展をする。その前にしたいこともあるので早く帰ることにしたので、はや出発まで10日あまり! 「雨」とか「塩」はこちらで展示したのがあるから、簡単と思っていたら、…

オブラックの宵

苦手というか、技術にあまり詳しくないビデオの編集をしてすっかり疲れて、昨晩ぼけっとテレビを見ていたら何とフランス人も何処かよく知らないオブラック地方が2度も紹介された。特に第二は知合いが出て来てびっくり。サン・トゥルシーズ Saint-Urcize で…

Aubrac in my mind - 2

オブラックでは昨日の写真の牛が主役。食肉牛鵜として有名で、パリのビストロでもオブラック肉ステーキとメニューに書いてあることもしばしば。この牛たちが生えてくる草はなんでも食べてしまうので高い木が育たない、地平線から飛び出した樹木は岩と岩の間…

我が心のオブラック

2009年7月の記載したオブラック Aubrac だが、私の憧れの地だから写真を1枚。ここには普通の(?)意味では何もない。だから普通の観光客は退屈してすぐ逃げ出してしまう。標高1200mの高原の山歩きと言ってもご覧の通り真平だからスポーツマンは退屈し、こ…

さらば 地中海

今ニースからパリに戻るTGVの中、いつもならマルセーユ近くのシオタの奇岩の見えるあたりまでのんびり景色を眺めているところだが、朝泳いだ所為か、あるいは昼食の「モレスク(ムーア人)」と呼ばれる、アニス(ウイキョウ)酒とアーモンドシロップを水で割…

忙しい安息年?

世の中ヴァカンス明けとなり、7月にネットで買ったのにずーっと引き取りの出来ない変な店、ドイツの本社にクレームするつもりだったが、これももとうとうこれも開店して品物を取りに行った(先週は「予期できない事故の為、、、」なるアナウンスだったので…

画像比較分析の楽しみ

22日に書いたドイツバーンDBの寝台列車、4人部屋のくつろいだ雰囲気の宣伝の写真が上で、下は私がこんな狭いところで寝させられたなんて「絶対クレーム!」と思って撮った幾つかの写真の一枚。宣伝写真のように広角でないのでわかりにくいが、私の寝させら…

ベルリン旅行をする人たちへの緊急情報

私の「安息年」の新たな旅行:5年毎の現代美術のフェスティバル「ドキュメンタ」の行われているカッセルと、そこから足を伸ばしてベルリンを観光して戻って来たところだが、カッセルのことは後にしてベルリン旅行をされる方への「役立つ」情報。第一:新ナ…

本当のキルヒナー

ブルッケ美術館の本当のキルヒナーはこんな風に天井からの自然採光で展示。あれはいつだったか、グランパレでノルデ展があったとき、絵の具のタッチを見せるという意図で画面をなでるようなスポットを当て、絵を台無しにしていて腹が立ったことがあったが、…

ドーヴィルと言えば

ドーヴィルと言えば広い砂浜とカラフルなビーチパラソルですので、念のため

晴天のドーヴィル

木金曜、ドーヴィルへ。4~6月に展示した(4/15、17参考)雨の絵を取りに行くのが第一目的。そんなに遠くないのでいつでもいいようなものだが、ほっておくといつになってしまうかわからない。天気はいいし、Covoiturage(車の相乗り)のサイトで近くから出…

つまらなかったロワイヤル・ド・リュクス

6/22ピレネーの企画の記事で名前入りで路上劇劇団の代表としてあげたロワイヤル・ド・リュクス、今夏のフェステゥバルで公演しているので見に行った。私は大昔「フランス史」をデフェンスの広場で見た(革命200周年記念のはずだからもはや20年以上前!)。巨…

注文はしたけれど

7/28日に書いたが、ネットで注文した小道具、先日引き渡し場所のお店に行ったところ30日まで特別休暇との張り紙がしてあったが、今度は慎重に午前中に電話したら、午後連絡くださいという留守電。あーあよかった電話してみて。しかし慎重に慎重を期してその…

クネリスの鐘

オリンピックが始まり、フランスの水泳陣が金メダルをもたらしTVは大声で熱狂していた。確かに見事な勝ちっぷりだったので私も選手に拍手を送るが、国家主義丸出しの「平和の祭典」の中継かと思うとシリアの内戦、ヨーロッパ経済危機の後にバカンスの交通渋…