坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

日記

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新しいブログサイトで続けていますので宜しく http://eizoecrit.blogspot.fr/

このブログの未来?

突然だが次のサイトに美術ブログを開いた。http://eizoecrit.blogspot.fr/鬱病の人は調子が悪いと引きこもりになるらしいが、私は逆に不調なときの方が色々展覧会などを見てしまう。調子が良いと「自分の作品の方がいいじゃないか」と他人のことなど見向きも…

尾道

11月に戻った時に尾道に行った。自分の興味だけでなく、今年の秋に某お金持ち夫人が日本を旅行したいからその企画を考えねばならぬという「仕事」があった。実はフランス人の美術ファンはほぼ全員瀬戸内海の直島に行く。広島も宮島もあるから京都から瀬戸内…

バチカン広場のシレンチョ

水曜日の夜8時のTVニュースをつけたところ、コンクラーベが終わり、もうすぐ新法王が姿を現すというので、ニュースキャスターと専門家が今か今かと待ちわびていた。微分係数の世界(2/15)で書いたように「法王のことなどに誰が関心あるの?」と日頃思って…

「スポーツとしての資本主義」のすすめ

前大統領サルコジーは税金が所得の半分以上課せられるのは馬鹿げているとして、就任早々高額所得者の税を下げたが、それに対し社会党オランドは金持ちは税金を払うべしと「一人百万ユーロ以上の所得には75%課税する」ことを公約に謳い当選した、その「目玉…

マリーの疑問

馬牛肉事件、昨日はイケヤの食堂の肉団子、今日は喜劇役者のフェルナンデスの歌をもじって「パンザニも!」で宣伝していたパンザニ社の缶詰のラビオリからもと次々「馬牛」が出て来て、先日書いた記事で参考にしたページをグーグル経由で開こうと思っても新…

マリー・アントワネットになった坂田英三

昨日の馬になった牛の話、初めてニュースを聞いた時は食肉業界の人がなぜ馬肉と牛肉が見分けられないのか不思議だったし、S社が犯人と疑われるのも誰もがそう思うせいだろうが、問題は「ミネレ」なるものにある。この新食材を推進させた人に言わせると「肉を…

牛になった馬

ええっとびっくりするスキャンダルの「冷凍食品のラザーニャなどに馬肉を使った」事件、意外に早く報道の津波がおさまったのだが、ネットでの記事でリンクを追って行くと、ただ「安い馬肉をかわりに使った」という以上のおそろしいものがありそう。記事を読…

微分係数の世界

今日は良い天気、青空が広がった。今年の北フランスは曇天続き(先日友人に「雨の絵」が毎日出来るでしょうとからかわれたが、霧雨のような「絵にもならない雨」が大方)で、気象庁によると先月1月のパリの日照時間は僅か24時間だそうで、やっぱりお日様を…

「夢の浮き箸」秘話

先週友人の家で夕食を呼ばれたとき、名古屋での割り箸作品の話(12年11月参考)をしたらやはり「日本は割り箸を作ってインドネシアの森林破壊をしている」というコメントがなされた。それに対し「環境擁護派」私だが、「どうせ捨てる端材とか間伐材を使って…

王立ロープ工場の寅次郎

木曜日はロシュフォールへ行った。若きカトリーヌ・ドヌーヴ姉妹が歌い踊る、あの気持ち悪い映画「ロシュフォールの恋人たち」の街で、大西洋岸とばかり思っていたら、湾曲するシャラント河の河口付近だが内陸だった。思い違いの元はここはルイ14世がコルベ…

不思議な悪臭騒ぎ

ルーアンの化学工場で25日月曜、取り扱いミスから腐卵臭のガスが大量に発生、風の影響でこの悪臭がパリに達し騒ぎとなった。当局の発表によれば「めまいや嘔吐感をもよおしうるが、健康には問題がないので心配しなくてよい」(何処かで聞いたことのあるよう…

闘牛士には近づくな

私が一年少し前から始めた「毎日のデッサン」、もうとうに書きたいと思うテーマなどなくなり、毎日紙に向かう時は頭の中は空っぽ、何となく筆を動かしてふとできたイメージから絵を作っていたのだが、10日前から「闘牛士」というクラシックなテーマにはまっ…

雪のパリ

実はマタドールなんていう天気でなくて、金曜から雪が降り続き、最高気温も零下です

イヴ・クライン風「雪の絵」

今朝パリでは雪が少し降った。これは10時半頃のイヴ・クライン方式での雪の跡。 イヴ・クライン(Yves Klein)の作品に関して調べると、必ず「彼は風や雨の跡を記録しようとした」との文章に出会う。そのため私が自分の「雨の絵」のことを話すと、「現代アート…

実は何も起こらないホッパーの絵

私はパリに戻って間もなく、ぼけて休館日に行ってしまった(12/18記)グランパレのエドワード・ホッパー(Edward Hopper)展、その後クリスマスの休みになったので避けていたのだが、もう終わり近くなったのであわてて人が少なそうな夜間開館日の最後の時間、…

断水の思い

今日は断水だった。大晦日の晩は何時に戻って来たか覚えがないが、元旦もそのパーティーの後片付けを手伝ってくれと言われたので正午頃に起きて頭痛に悩まされつつも前夜のパーティ会場に出かけた。言ってみるともう片付いていて(Fおばさんは私より年寄りな…

オペラ座のクリスマスイヴ

クリスマスは家族のお祭り、普通の家庭に呼ばれても親戚の話とプレゼントの交換でうんざりするばかりなので毎年まじめにどうするか考える気がしない。幸い私を可哀想に思って下さる方々も少しはいるのだが、生半可に返事をしたままで、、、だが前日になって…

成人検診での悟り

金曜に健康保健の成人検診に行った。50歳(?)を越すと定期検診を受けさせてもらえるのだが、随分昔一度お声がかかっただけでその後音沙汰なし。一度調べたところ「自由業、農民は権利がなくなった」とのことだったが、帰国前に薬の件で事務所に出向いた…

カオス vs 洒脱

昨日のビルの写真ではわかりにくかったので、ズームで撮って来た。よく見ると私の作品(11月8日写真)とはかなり異なる。先ず第一にビルではバーの長さが明らかに長短2種あるのに対し、私の方はいつも割り箸そのままだから大体長さは同じ。第2にビルはバー…

フランス感覚の私?

私のアトリエ周辺はオーステリッツ駅からの線路上開発およびセーヌ河貨物港地区の再開発で町並みがどんどん変わっていく。昨日バス通り側から地下鉄に行くと建設中の「やばい」ビルが突然目に入ってきた! 写真のこれだが、構想が私が名古屋の個展で作った箸…

故郷は与太郎

富吉温泉には感慨がわかなかったが、私にとって感慨深いのは温泉の住所。 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字与太郎175 実は私の実家もこの「字与太郎」であったのだが、1月に簡略化され、蟹江町富吉となり、わが愛する「与太郎」がなくなった。確かに与太郎…

帰パリ第一日

昨日の晩無事にアトリエに戻り、早々予定らしきものも会ったのだが、無理はやめて早く寝た。お陰で7時に眼を覚ましたが、寒いし、悲しいかな外は真っ暗。でもやることは一杯。第一は衣替え。季節は2ヶ月ですっかり変わった。籠に入れっぱなしだった洗濯物…

ピンポイント観光

25(日)に個展が終わり、ほっと一息。先週は外国人特権のJRパス(所謂JR線のフリーパスで、私は日本国籍だが永住ビザ同等があるので購入可)を利用して、不思議な旅をした。名付けてピンポイント観光。例えば金曜日の午前に神戸元町で知合いの個展を見て、…

今年っきりの富吉温泉

昨日片山津温泉のことを書いたが、今日はもう一つの気になる温泉、富吉テルマ55へ。これは私の愛知県の実家から歩いて10分(近鉄富吉駅から5分)の「天然温泉」(確かに鉱泉の香りもする)へ。ここは20余年間営業していたのだが、施設老朽化のため今年限りで…

豊田市美術館遠征

豊田市美術館へは十数年前、まだ私が飛び込みで宣伝活動をするだけの元気(野心?)があった頃、その頃の学芸部長さんが会って下さると言うので行ったところ、当日朝まで雪が降り、道には雪が積もるし美術館は丘の上だしで、大変な苦労をしてたどり着いた思…

L Gallery

日本の画廊は大半はレンタルの貸し画廊、企画展を行う画廊でもレンタルと企画の並立ということが多いが、前回書いたように L Gallery は異色の「純粋なる企画画廊」。その秘密はオーナー。実はここの経営者は金沢の21世紀美術館や豊田市美術館に作品が収蔵さ…

個展オープン

先日の写真のように画廊の床で試作した割り箸と爪楊枝、それに木の枝と冬瓜を使ったアラベスク風飾り窓(?)「夢の浮き箸」も完成し、個展は3日(土)無事にオープンした。今回も広いとは言えない画廊スペースに、「日々のデッサン」「雨の絵」「塩の絵 - …

昨日の続き

吊るしました

特別作品

前回触れましたが、日曜日以来毎日画廊で、写真のように「特別作品」を制作中。勿論未発表、日本でないと意味のない作品です。オープニングはもう明日!!!