坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ビルマ

「ビルマ政府の民衆弾圧に反対するために今日は赤い服を着よう」というメッセージが早朝携帯電話に入った。こういうシンボリックだがまったく効果のなさそうなことに疑問を持つ人が多いだろう以上に、派手好きな私でも赤い服はないからまったく広がりがない…

楽しい田舎のお祭り - 3

スープ祭の主役は当然スープ。基本はスープのコンペで自慢のスープを各人持って来て人にふるまう。食べるだけの入場者は5ユーロ払って陶器のカップをもらい食べ比べ、その人気投票で結果が決まる。10数種類のスープがあったが、やっぱりコンペだと奇を衒う作…

楽しい田舎のお祭り - 2

子供は木でできた昔の玩具に熱中。写真はプレーヤーの手前に張られたゴムで円板を飛ばし、中央の穴を通して敵の陣地に全ての円板を入れた方が勝ち。私も一度挑戦したが穴を狙う慎重さと速くしなければという焦りのバランスがあって良いゲームだと思った。当…

楽しい田舎のお祭り - 2

子供は木でできた昔の玩具に熱中。写真はプレーヤーの手前に張られたゴムで円板を飛ばし、中央の穴を通して敵の陣地に全ての円板を入れた方が勝ち。私も一度挑戦したが穴を狙う慎重さと速くしなければという焦りのバランスがあって良いゲームだと思った。当…

楽しい田舎のお祭り - 1

前回出版社に来た時には村祭で木を切ったが(8月7日付参考、ピュイ・ド・ドーム地方は仏中央の山地です)、今回は青カビ入の丸い名産チーズがあるアンベールという近くの都市でのスープ祭でリンゴジュースを作ることにあいなった。機械は新しいが方式は旧式…

私の本の将来

本の印刷は特に支障がなかったので数回の試し刷りの末簡単に終った。一色ごとに刷って乾かすと言う原始的な時代は遠い過去、驚何台も連なった印刷機であっという間に完成してしまう。かつ表裏同時印刷!そして刷り上がりはスキャナーにかけられインクのバラ…

ビデオクリップ

明日からまた田舎へ出張。今度は印刷屋に行くのでやっと本の「制作面」はこれで終り。 出版社のFUDO EDITIONSのサイト(ページ右のリンクに入れました)では本の抜粋の他、おおげさに言えば「作家自らが語る」ビデオクリップも見られる。これは前回編集の詰…

ポートレート

週末は天気が良くて、自転車で14日の写真のポルスカおばさんの公園での展示を見、夏の暑さがうれしいので昔住んでいた12区の有名なアイスクリーム屋に立ち寄り(テークアウトの2つ玉コーンが4ユーロもした。中では相変わらず年輩のおじさんとおばさんががん…

骸骨

この写真も昨日の美術館。こういう骸骨像は絶対先週の展覧会のテーマ「アジアの精神性」には入りそうにない。ヨーロッパの死神のイメージは骸骨が鉈を振回して勇ましい。勇ましい死神はチベットの曼陀羅あたりにもあるが、これは優雅でリンゴをかざしている…

歴史的建造物博物館

昨日紹介した展覧会では如来像を描いた絵とかマンダラもでてくるのだが、こういうの中国人にはできても日本人はできない。文化性もあるが、何としてでも売ると言う逞しさの違いかも知れない(それを好むマーケットはあるから)。今週末は「歴史的建造物公開…

極東の精神性?

直訳すると表題のようになる私に似つかわぬグループ展に出展、そのオープニングが昨日あった。主催者の人に話していた時はアーティストを厳選して質をあげるという話しだったのでその目的に合う日本人の作家さんを二人紹介したのだが、蓋をあけてみたら90人…

契約書

本の出版契約をせねばならないのだけれど送られて来た契約書はどうみても小説家用。文章をそのまま読むと本に掲載されたものの複製権が完全に出版社に渡ってしまい、私には自分の写真を使う権利がなくなってしまう。法律関係の友達によると私の写真は「芸術…

フランソワ・モルレ

今日は朝から建物の中庭の掃除で植木を刈りそれを凄い雑音のする機械で集めるので、今週で終ってしまうロシアの革命時の写真のモンタージュなどで有名なロドチェンコ展を近代美術館に見に行った。デザイン感覚が好きだから期待していたのだが、回顧展だから…

絵を売るヴァーチャルギャラリー 2

ヴァーチャルギャラリーからメールが入っていたので読んでみたら、「大蛇の絵の価格を問い合わせた人がいるが、売り物であり価格に間違いがないか」と書いてある。ほんとかなあ?6000ユーロもするからなあ。まだこのサイト、ブログ以外では公表していないか…

絵を売るヴァーチャルギャラリー

やっと金曜日に本の最終稿にゴーサインを出し、やれやれと一息ついていたのだが、、、ある作家がホームページを作ったと言う知らせで覗いてみたら、誰でも参加できる無料のヴァーチャルギャラリーの中。当然ながら全体の程度は低いし、送ってきた人の人格あ…

負けちゃった

あらあらラグビ-ワールドカップ開幕戦、フランスはアルゼンチンに負けてしまった。優勝の幻想から一気に覚めた感じ。お陰でマッチの後にサルコジーのインタビューもなかった。やれやれ。私はラグビ-のことはよくわからないがフランスの作戦は力で押し切る…

教会とバーの距離の犯人

ちゃんとルモンドを読んだら昨日の馬鹿な訴訟を起こしている犯人は「お役所」だった。よくわからないが直訳すると関税事務局。これはやばい、やっぱり筋金入りだった。フランスではこういう風に税務署とか検察庁とか役所が動き出すとコンピューターの暴走の…

教会とバーの距離

教会とバー(アルコール飲料店)は40m以上離れていねばならないという法律があるんですって!パリのノートルダムの横にもすぐバーがあるような気がするが、この法律は人口1万人未満の田舎町にあてはまる。かつ南仏ヴァール県の県令だったからパリの観光地に…

バカンスの終り

8月末はバカンス客の帰省ラッシュで混み合うので今週までゆっくりしようかと思っていたのだが、先週に戻ってきてしまった理由は本の出版に「坊主のアシュラの写真が使えなくなった!?」という由々しきメッセージが携帯に入ったから。出版者のP君は写真家Tと…

ヴァンデのバカンス、パート4

G君の邸宅の周りは農地と小さな林しかない。その村の唯一の観光地はこのメンヒル。トウモロコシ畑の片隅に3mほどの高さのこの巨石が一つ立っているだけだが(防風林とトウモロコシに隠されてすぐには見つからなかった)、この地方に存在しない石でできている…

ヴァンデのバカンス、パート3

フランスの田舎に行っていつも意外なのは、地方の特産物のある朝市ではなく、買い物がいつも超大規模なスーパーマーケットになること。小さな村々は夏のバカンス人口は多いが、町としての機能が失われているのは日本以上かもしれない。写真は海岸近くのハイ…

ヴァンデのバカンス、パート2-続

フランスの子供達(お父さんも手伝う?)は浜辺で砂のお城を作る。当然中世の城塞のようなものが出来上がる。ヴァンデにも本物もいくつもある。その時代には対英(仏西部はかつてイギリスの支配下)そして宗教戦争(あのナントの敕令のナントとは北に接する…

ヴァンデのバカンス、パート2

実は仏西部の大西洋岸はあまり縁が今までなかったのだが、今回は晴天に恵まれ3回も海水浴にでかけた。今年の夏は悪天続きだったので随分運がよい。G君の連れがヌーディストなので専用ビーチに行くのだが、西洋人の肉体に異常な幻想を抱いている佐川君のよう…

ヴァンデのバカンス、パート1の付録

これが屋敷の1階中央にあるサロン。庭の広さもわかるでしょう。