坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

準備着々

画材屋に何故か45x45cmという中途半端なサイズのキャンバス用木わくがあった。しめしめ、中型の雨の絵(22日記)は、実は周辺に難点があるので5cmサイズダウンして写真のように箱型で縁も雨模様が見えるように張ってみた。画材屋に行ったのは紙の小サイズの…

夏よもう一度

日曜日にはセーターを着ていたほどで、「今はもう秋、、、」と悲観していたのだが、どっこい青空も戻り気温も少し暖かくなって、今日は日本から来たK夫婦とテラスで夕食ができた。目安のギリシャ料理店が消滅しており、その近くの数年前はまさにネコの額のよ…

参加型の現代彫刻?

私の近所の都市再開発計画ゾーンに石切り場から切り出して忘れられたような石のブロックが幾つか置いてある。初めは私も資材なのだろうと思っていたが、もう2年も経つか? どうもモニュメンタルな作品らしい。石はきれいだが、こんなんで認められたのだろう…

Mさんのアトリエの写真-続

昨日書いたようにMさんのアトリエは雰囲気があって、お隣のデザイナーの女の子は我々が食事中遅くまで夜なべ仕事をしていたが、その様子もフェルメールの絵のように、、、というのはちょっと言い過ぎか?

シュールな夏の最後

パリはもう秋、今日は朝から雨。ラジオの天気予報だと通り雨だったのでどうしようかと思ったが、降り止む気配もなかったので懸案だった少し大きめの雨の絵に挑戦:今までが25x25cmだったのを50x50に。一応資材は80x80までできるように買い揃えたのだが、予想…

遺作完成!

いつものことだが、誰に期待されていると言うことはないのに良く頑張った。ついに遺作完成! 遺作と言うのはフランス語のdernierは英語のlastとlatestの両義があり、dernier travail は最新作とも遺作とも、、、(厳密にはおそらく定冠詞にするか所有代名詞…

Kさんからの写真

Kさんの遺憾の念は私の推し量る以上のものであったらしく、かくなる写真を送っていただいた。フランス銀行「黄金の間」でのガラ公演(狂言)のときの模様だそうです。それにひきかえ私の活動は田舎の森や川辺で動物相手?、そして心無き人間に壊される(6月…

Kさんの反論

昨日紹介したKさんから、「『Kさんは…趣味人』というテキストに遺憾の念ありです」とお叱りを戴いた。趣味人というのは「浮世を越えてしまったところがある」という良い意味で使ったつもりだったが、趣味と言うのは確かにペジョラティブな響きもある。最近は…

最後の夏の日

最後の夏の日と思って昨日の晩は公園でピクニックと決めていたのだが、雲行が怪しく、かつ人も集まらなかったのでLさんのパーティーに(Lさんは去年の10月22日付けにある可愛い明かりを作る作家さんです)。招待状に仮装パーティーとあったので敬遠していた…

充実した1日

昨日の15日は聖母昇天祭のお休みで連休、かつすごく良い天気。これが今年のパリ最後の夏の日かもしれない。押掛け情婦(押掛け女房としては家事をしてくれないからそう呼ぶことにする)は田舎に帰り、余裕でゆったり仕事。大きな絵の最終過程もかなり進んだ…

大変な普通の生活

4月6日にも書いたが、バイトでまた判じ物の俳句の訳を解いている。「枝の入り口に西行の時代のような月が」西行があるから探索は簡単と思ったらそうは簡単にいかなかった。実は芭蕉はただ西行の詠んだ句を念頭に入れただけで、大量の月を詠んだ句から探し出…

教会のお尻

先月Gさんの家に厄介になった時、珍しいものがあると言って域の中心地のレ・ヴァンス Les Vansの近くのシャンボナ Chambonasの教会に連れて行ってくれた。ロマネスクの教会は壁や柱の上の方に彫刻がなされている。聖書の場面は勿論、日常生活や動物、怪獣な…

パリの夏の催し

パリではセーヌ河沿岸の高速自動車道に砂をひいたりして散歩、日光浴の場所にするパリプラージュ(パリ海岸)を始め、バカンスに出られない人あるいは観光客向けに7月末から8月中頃に向け催し物が多い。私はそれを他所に、気候が良くて(地下アトリエは自然…

土曜朝7時に会いましょう

仏国営放送でテール・ア・テールというエコロジー問題のラジオ番組があるのだが、放送時間が土曜の朝7時。とうていフツウの人には聴けない時間帯で(聴かないようにしているのかと勘ぐってしまう)、昔は年に2、3回しか聴けなかったが、最近は高速インター…

遺伝子組替えに楯つくと、バカンスどころではない

CNRSに勤めて悠々自適な生活をしている人を目にするので昨日の理想の職業にランキングしたが、バカンスが満喫できることと有能なる研究者であることは相反することではないので誤解のないように(だから余計にうらやましい)。しかし中には私の来世の目標(…

エホバとミューズ

バカンスといえば先々日、昨年大西洋岸ヴァンデ地方の家に誘ってくれたG君とY君のホモカップルに用事があったので会ったのだが、すでにヴァンデ、アヴィニョン等に行き、パリに昼に戻ってその日にY君の故郷のギリシャに発つ。ここまで充実していると「バカン…