坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

パリの夏の催し

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パリではセーヌ河沿岸の高速自動車道に砂をひいたりして散歩、日光浴の場所にするパリプラージュ(パリ海岸)を始め、バカンスに出られない人あるいは観光客向けに7月末から8月中頃に向け催し物が多い。私はそれを他所に、気候が良くて(地下アトリエは自然冷房で快適)光りが多いこの時を逃してはと大きい絵と格闘中なのだが、夕方ぐらいは出かけてもいいかと約束をすると1日に書いたようなジレンマに陥る。近所(自転車で5分)の6時からのジャズコンサート、5時前に体調が理由で行けないと言う電話があり、実は助かったと言う感じ。その所為でそれまでに終えなくてはというプレッシャーがなくなり逆に簡単にきりにでき、独りだが何をしているのか見に行った。御覧のように小さなテントで、学生のように若いのが演奏中だった。それが下手なプロよりよっぽど上手い(昔のウェザーリポート風だがスタンダードを巧妙にアレンジして盛り込んだり)。それもそのはずパリ高等音楽院の生徒たちだった。観客は30人に達するかどうかの僅かなものだった(普通は無料コンサートでもずっと規模が大きい)が7時まで一気に演奏。私はここでやめたが小休止をはさんで後半もある模様。若い人はいいねー。
(ところで舞台の右真横の白髪のおばあさん、ずっと扇子を扇ぎながら聴いていた。その横は段ボールの椅子を配る係員)