坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

教会のお尻

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先月Gさんの家に厄介になった時、珍しいものがあると言って域の中心地のレ・ヴァンス Les Vansの近くのシャンボナ Chambonasの教会に連れて行ってくれた。ロマネスクの教会は壁や柱の上の方に彫刻がなされている。聖書の場面は勿論、日常生活や動物、怪獣などが彫られた彫刻は素朴で私の好み。だから結構ロマネスクの名地は行っている。さてその珍しいと言われたのは写真の猿の隣。どう見てもお尻、そしてお尻の穴がしっかり開いている。英語ならAsshole! まさに神を冒涜?
それ以来気になっていたのだが、今日図書館の推薦図書?コーナーに、いつも暗い写真(文字どおり光が少なくって黒っぽい)ばかりで有名だが私は好きになれないフランク・ホルヴァFrank Horvat(カタカナでgoogleしたら出て来なかった。日本では有名でないらしい。結構結構)と「色の歴史家」として著名なミシェル・パストロー Michel Pastoureau(こちらは翻訳された本もあるのでgoogleにあり。例えば06年8月16日に書いたマリアの青の話は彼の本からの受け売りです)の共著の「Figures Romanes(ロマネスクの像)」という本があってパラパラとめくっていたらお尻を出した男の像に当たった。オヴェールニュ地方の旧修道院のもので、お尻ばかりか睾丸もはっきり彫ってある。ひょっとしたら意味があるのか?ちゃんとパストローさんの解説を読んでみようと借りてきたが、ざーっと眺めた限りはテーマになってそうもない。大先生とGさんや私は興味の対象が異なるのか? ちゃんと読んでわかったらまたご報告します。