坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

私の夢

今朝出版者のP君が上京し会ったのだが、昔と同じく本屋は買取りのみで預かりのりの本屋とはつき合わないと言う強硬な姿勢を変えない。私が開拓した3軒の本屋はちゃんとコメントカード付きで本を置いてくれる殊勝な本屋なのだがこの条件でバツ。私の考えでは…

ゴッホの夢

御存知のようにゴッホはパリ近郊のオヴェールで命を絶った。彼の終の住処であるラヴ-亭は熱烈なゴッホファンのベルギー人、ジャンセン氏により修復され公開されているが、ニュースにもなる面白い企画を打ち出した。オヴェールで描かれた麦畑の一枚が来月オ…

環境問題会議の成功

環境問題は難しい。専門家によって環境インパクトの推定が大きく異なる。いち早く地球をガイアとした生物体としてとらえたラヴロックの本を先週図書館で借りて読んでいたら意外にも彼は原子力賛成派。天然ガスも輸送あるいは使用時のリークが多く、メタンは…

クールベ展

アトリエ開放ぼ最後にやってきたLさんの近所のアーティストに私の本は高いと言われた。その比較になったのがグランパレで開催されているクールベ(Courbet)展のカタログ。分厚くて大きくて一杯図録が入って49ユーロ。私は「内容が違います」と答えたのだが、…

打止めは月曜日

アトリエ開放は週末だけだと思っていたら昨日の月曜まで。最後のはずの日曜日、人が大勢来た割にはフラストレーションがたまる結果だったのでもう一日、最後までつき合うことにした。しかし流石に月曜は一体どうして開くことにしたのだろうと思うほど人が来…

Lさんの灯

メニルモンタンのアトリエの軒をかしてくれたLさんは絵の他にこんなに可愛い動物の灯を作ります。値段は150ユーロ。爆発的に売れてもいいと思うのだがそこまでは行っていない。でも写真の熊も亀も売れました。キウイ鳥は私の一番好きなだけあって売れていな…

久しぶりのゼネスト

今日は久しぶりのゼネスト。公務員の年金の特別制度の廃止反対のため。昔書いた「定年後南国の海外領土に行くと手当てがもらえる」というのは極端な例だが、フランス国鉄などの職員は年金積み立て期間が短かったり、色々特別待遇がある。これを政府は一挙に…

ウズベキスタンの証明書

昨日の藤田、タシケントビエンナーレに参加したと言う証明書までいただきました。日本だとすぐ証書がでてくるがフランスではあまりない(田舎のフェスティバルでたまにある)。折角ならウズベキスタン語で書いてあればよかったのに。名前の間違いもわからな…

ウズベキスタンの藤田英三

9月18日の藤田の肖像をタシケントに持っていったS君が帰ってきて写真を見せてくれた。何と私の肖像は画架に架けられ、企画主旨の文章を横に会場入口に設置されたとのこと。英三のことわざ「悪芸千里を走る」(Bad art travels fast)の代表例ですな。

本の宣伝活動

週末パリの東のモントルーユ市のアトリエ開放で、ビデオ作家のMさんのアトリエの軒を借り本の宣伝をさせてもらった。天気が良くて季節にしては暖かく、本当にオープンドアにできたのはよかった。売上げのほうは些細なものだが、結構ちゃんと文章を読む人も多…

オルセー闖入者

9日に書いたオルセー美術館の闖入者捕まりました。ただの酔っぱらい集団だから覆面もせず防犯カメラに写り、証拠も一杯残しているのだから当たり前だと思うが。18、19歳の若者5人組の1名は「職業上の理由から出入り口を知っていた」との発表。バイトの学生?…

ノーベル物理学賞

フランスのアルベール・フェール(Albert Fert)という物理学者がノーベル賞を受賞した。電子のスピンで電子の移動を制御するに成功したという功績。この技術によりハードディスクが小型化し、このお陰でMP3が生まれたらしい。TVのインタービューに答える彼…

献辞

フランス人にも献辞を日本語で書いてくれと言われるにきまっている。実際苔学者の二人にフランス語で書き出したらそう言われたので名前だけ漢字で書いたのだが、ちゃんと考えた方がよいと丁度日本からメールを下さったSさんに知恵を借りた。形式的な場合は「…

白夜のオルセ-美術館

土曜の夜「パリの白夜」に酔っぱらった若者5人組(うち一人は女性)がオルセ-美術館の門を押し開け印象派のホールで小便をし、防犯ベルが鳴ってあわてて逃げる際にモネの絵に肘鉄を食わせ、絵の真中が10cmほど破られた。御存じのように印象派の絵は最上階で…

白夜のラグビー

ラグビー、フランスがニュージーランドに予想外に逆転勝ちしてしまった。フランスは当然予選リーグ1位で通過するつもりがアルゼンチンに開幕戦で負け、アルゼンチンが準々決勝をパリで、フランスはイギリスまで遠征せねばならぬという番狂わせだったが、また…

90ユーロの罰金の雨

パリでは9月以来サイクリストに罰金の雨が降っている。罪状は信号無視、歩道走行、そして一方通行無視。どれも本当の車だったら大変な危険行為だと思うが、実は自転車も自動車同様の罰金を取られる。そうはいっても自転車は今までは余程のことがなければ警官…

自転車に90ユーロの罰金

人に本を見せに行った帰りに自転車で信号無視の為警官に捕まった。罰金何と90ユーロ(1万4千円)。そしてその警官の態度と来たら、、、と興奮気味に書いていたら全文過って消してしまった。情けなや情けなや。「90ユーロの罰金の雨がサイクリストに降ってい…

私の本の内容

手に届いた本だが、自分の作品紹介といってもテキストが多く、どうしてこんなものを作ったかと言う説明がしてある。「どうして、、、」というよりも「如何にして生まれたか」と言った方が適当だろう。というのは殆どの作品は何を創ろうという予めのプランが…

ついに届いた私の本

今年の夏の大仕事、過去の約10年間の野外のインスタレーションの作品を語る本がやっと手許に届いた。印刷工場でプリントは見ているし見開き状態はいやになるほどコンピュータ画面で見ていたので、人生初の自分の本の完成のわりに感動がなかった。数冊郵送し…

Eizo Polska

ポルスカおばさんのサイトに行くのに間違ってGoogleにEizo Polskaと入力したところちゃんとその名のサイトがある。ええっ、結構奇抜な名前(芸名)の人がいる!と思ってクリックしたらスクリーンメーカーのポーランド支店でした。

ポルスカのアトリエ

バスチーユ地区ではもう20年来年1度週末にアトリエオープンをしている。以前は大変な人出だったが、グループが分裂し参加アトリエも少なくなり、今はかなり衰退した。14日の写真のポルスカは最初から今に到るまでずっとそれに参加し続けている。彼女のアトリ…