坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

90ユーロの罰金の雨

パリでは9月以来サイクリストに罰金の雨が降っている。罪状は信号無視、歩道走行、そして一方通行無視。どれも本当の車だったら大変な危険行為だと思うが、実は自転車も自動車同様の罰金を取られる。そうはいっても自転車は今までは余程のことがなければ警官に追いかけられることも罰金もなかった。つまり厳しく取り締れという通達が行っている。
その背景にはvelolibというパリの共用自転車の普及がある(一年29ユーロ、一日1ユーロの基本料金を払うと、ある自転車置き場から別の自転車置き場へ30分以内なら無料で利用できる)。その成功で、にわかサイクリストをはじめ、危険な振舞いの自転車が目立つようになった。でも危険度と罰金が不釣り合い。そして摘発数の多さはパリ市の環境局が自転車普及に水をさすと憂慮するほどで、それをニュースで聞いているのに私もまんまとひっかかった訳。これがパリの社会党市長への警察の嫌がらせであるかどうかは???
私の法感覚は対向車のいない5mほどの狭い道での赤信号無視など違反に入らないというルーズなものだからこの先本当に懸念される。ビクビク警戒しながら自転車に乗るなどまっぴらだ。かつ歩道上の駐車も取り締まると言う噂も流れている。そうなったらもう最後。
そして警官の態度は、、、思い出すとまた腹がたつから書きません。