坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

事務能力欠如どころではない

郵便局の後にカンヌ批評家週間の事務所に送ったDVD取りに行ったのだが、住所と電話を書いたメモを家に忘れて来てしまった。通りの名前は地図を見たので覚えていたのので何とかなるだろうと丹念に一件ずつ眺めたが見つからなかった。その後自分の雑用を町中で…

事務能力のなさ

日映画の仕事を手伝っているとかいたが、そんなかっこいいものでなく、主な仕事は書類を揃えてフェスティバルに送ること。楽観的な私はあっさりカンヌに入るのではとおもっていたら駄目で、色々な国際映画祭の要項を見てはドキュメントを送る訳です。幾つめ…

舞踏 vs サッカー

昨晩、舞踏の岩名雅記と若松萌野のDuo公演を見た。ワールドカップのフランス・スペインと当っていたけれど満員でした。ダンスを見る人とサッカーを見る人が同じではないといえばそれまでですが、私みたいに中途半端な人間はそれだけでも感心。かつ非常に良か…

モービル・ウォーター・スタンドとは?

去年のカンヤ村滞在でわかったことに、今まで村は湧き水をベースに水道をまかなっていたのだが、ヨーロッパの基準が厳しくなって村の水は砒素の含有量で安全基準にひっかかるようになった。村の財源では施設も作れないので水道会社に水を賄ってもらわねばな…

カンヤ村(続) 雹以降(19~22日)

雹もずっと昔の事になりましたが、それ以降は荒天もなく仕事に追われる(?)日々でした。というのも3つもカンヤで企画があるのです。一つはP君との本(尻をたたかれてキーボードを打ち続けた)、第二はMさんの紹介でカンヤのフェスティバルの様子などのレ…

Y氏のビデオ旅行記

公開まではあまり話してはいけないだろうのでblogでも殆ど触れてないのですが、最近日本人友人の映画の仕事をしている。その関係で昨晩は仏人映画監督のYさんの家に彼の日本ビデオ旅行記を見に行き、かつお寿司をご馳走になった(仏人に呼ばれて寿司をよばれ…

閑ヤ休題 フランス人のペシミズム

カンヤ村のP君の家にはテレビがなくて(20年前に比べると少なくはなったがフランスには筋金入りのテレビ嫌いが多い)、かつサッカーを観るというのは知能程度の低さを物語るとされているのでワールドカップからずっと遠ざかっていたが、昨日はフランス・トー…

カンヤ村 18日付

朝からP君と本の構想を打ち合わせ、結局今までの自然環境での作品について新たに書き下ろさねばならないことになってしまった。フランス語だから大変なことだ。夏一杯かかりそう。夕方に雷が鳴り、大雨の上に雹が降って来た。P君がのんびり2階からその様子…

カンヤ村

フランス中央部の山岳地、ピュイ・ド・ドーム地方のカンヤという村は4年前から「水」に関した違うテーマで毎年夏に野外アート展を企画している。プロジェクトを公募し、選ばれるとアーティストは7月後半に村に招かれそれを街中で制作完成させねばならない。…

レモン・デヴォス

僕の好きな漫談家のレモン・デヴォスが亡くなった。言葉の意味を倒錯させてシュールな笑いを作り上げた天才です。日常慣用表現からの脱線が多いから残念ながらフランス語圏を越えたスターにはなれなかっけれども。追悼にほぼ直訳ですませられる一節を:「私…

ワールドカップ

実は私は日本がワールドカップで勝つところを観たことがない。だから対オーストリア戦を観戦。欲求不満になって イタリア・ガーナを半分見つつ、田舎に行った時に重いからとバッテリーを外して持って行ったのが不調の元のような気がするマイコンを調整するつ…

Kiss for sale : opinion

「なんだかんだと言っても 売れてなんぼだと思うよ。太古の昔からアーティストは芸者なのです。欲しい、と言う人がいてアートは成り立つのです。それがプロフェッショナルアーティストだと思います。きれい事でいきたいのならアマチュアでいなきゃね。」とい…

Kiss for sale

水曜日のキス集めだが、画廊でしたからキスを買いたいというコレクショナーが現われた。私はボランティアから豹変し「私も画廊もキャラバンサライにもお金が入るのだから皆様には申し訳ないが売ってしまおう」と節操のない意見。画廊は賛成だが、S君は反対。…

手仕事の一日

テレビは今日の朝になっても路上にある。清掃局に連絡もせずに廃棄するふてい輩の仕業らしい。かつ一台はスピーカーが4つあったのに二つだけ残っている。結局ドライバーを持って外して来ましたよ。お店に行く手間が省けた。これに比べて手間取ったのが自転…

路上のテレビ

"大きなテレビ"が2台も近所の路上に捨ててあった。ほんとにワールドカップを見るのに買い替える人がいるのですね(プラズマに?)。かつ分解してスピーカーが取ってあった(僕ではありませんよ、本当は来月の企画のために欲しかったのだけれど、、、)。リサ…

カタログとクリエーション

バラ園の企画がしっかりしていたという理由で書き忘れたことは、お金のかかる、かつ往々にしてただのアーティストの見栄以外には役にたたぬカタログなどは作らず、A4版の三つ折りパンフレットにとどめ、制作費などに予算をあてたこともあります。これは南仏…

バラ園 結論

寒さと雨で大変でした(やっぱり天気の安定した南仏の方が仕事はしやすい)が、また新しい経験になりました。我ながら何かできてしまうのが不思議。(見た写真も含めて作品4枚http://eizo.club.fr/roseraie.htmlに仮発表してあります。書かれている仏文は「…

バラ園第四話(27日以降)

結局以降ひどい天気でほとんど仕事にならん。長靴を持ってくるべきだったか? 「雨の絵」でもとキットを開けて制作に挑むが降ったり止んだりで失敗続き。 ヴォージュ山地に近いだけあって移り変わりの速い山の天気だ。(かつ急な季節外れの寒さでヴォージュ…

バラ園第三話(25~26日)

竹ホースがのたうつ作品、皮肉っぽいが「如何に日本人であることから逃れるか」というタイトルにした。冷静に鑑みて私がこのような田舎のイベントに招かれるのは実は日本人だから。インターナショナルな錯覚を与える為の味付け、「芸者」です。だからそうい…

バラ園第二話(24日)

洪水の話は阿呆らしいからもう止めて、仕事の話。バラ園には茎が黒いのや黄色いのや何種類かの細い竹が這えている。降雪で折れたり枯れたりした竹を切り、針金を通してホースみたいにした。竹に混ざって時々本当のホースの切れ端も入っている。制作最中にこ…

戻ってきました:バラ園第一話(23~24日)

朝7時の列車でベルフォーへ。そこからバラ園まで、迎えに来てくれた企画者の「日本の文化は繊細で大好きだ」という繰り言を聞きつつ車で直行。今年は例外的に寒かったからバラはまだまだだがツツジは花盛り。早速垣根の外の物置きというかゴミ置き場へ行って…