坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

バラ園第三話(25~26日)

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竹ホースがのたうつ作品、皮肉っぽいが「如何に日本人であることから逃れるか」というタイトルにした。
冷静に鑑みて私がこのような田舎のイベントに招かれるのは実は日本人だから。インターナショナルな錯覚を与える為の味付け、「芸者」です。だからそういう表装に活をいれるのと自嘲を込めてのタイトルです。語源的にはアートは芸、アーティストは直訳すれば芸者だからいいのですが(まともな芸がない私にはおこがましいが)。

来てから何を作るか考えるから10日滞在を予定して来たのだが、12月に下見をした甲斐もあってか3日で一応作品ができてしまった。企画者の「土曜(27日)に写真を取りたい」という圧力に屈した訳でもないのだが、この後どうしようかなあ、、、と思っていたら天気がぐずついてきて、翌日(26日)も雨模様。速く片をつけてよかった。

この村にもビニールの干し草カバーが畑に積んであったので、農民である民宿の大家さんに話をしたら、あれは干し草ではなく、ensilage(貯蔵牧草)だそうな。私にとってはどうせ牛の餌なのだから同じであったが、干すのではなく湿気を保ったまま保存。だからプラスチックで覆う(納得)。やはり発酵するそうな。目的はやはり貯蔵庫の節約だが、結構コストがかかるとのこと。かつ自分で包装機械も持っている! 包むところを是非見せてもらいたいところだが、雨降りだと牧草が湿り過ぎでだめ。子供を迎えに行くとのことで話はここで終わったが意外な収穫。