バラ園第四話（27日以降）

結局以降ひどい天気でほとんど仕事にならん。長靴を持ってくるべきだったか？　「雨の絵」でもとキットを開けて制作に挑むが降ったり止んだりで失敗続き。　ヴォージュ山地に近いだけあって移り変わりの速い山の天気だ。（かつ急な季節外れの寒さでヴォージュ山地に雪との予報、変だなあ）

雨の間を狙ってより一層シンプルな作品を制作し、降雨の時は民宿でマイコンを叩くと言う勤勉さ（ローラン・ガロスのテニスでも見て時間を潰そうかと思っていたのだがTVが煙りをあげて壊れてしまった。民宿のあばさんにまた「何をしたの？」と言われそう。ますます変だなあ）。

朝は7度、昼になっても12度。自転車に乗る手がかじかむ。芝生は連日の雨で歩く度に水がにじみ出て来る。結局オープニングも雨にたたられさんざん。晴れ間をぬって小品を数点つくったが、これはその一つ。竹と竹の葉、プラスチックの網。芝生の上に置いた次の日には網を芝の葉が網目から出て来て、ほっておくと緑に覆われるのか全体が押し上げられるようになるのかどうなるのだろうと思っていたのだが、その後葉が隠れてしまった。1日のオープニングに来た人の話だと寒いと葉も縮こまるのだとのこと。いやーほんとに寒かった。翌日のパリは快晴、かつ暑い！全国的な傾向だったらしいがこんなにパリに戻って来て嬉しいのはめずらしい。