2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
カダケスはフランス国境に近い地中海岸のピトレスクな港町。地中海岸はフランス側もスペイン側も観光開発が進み過ぎて巨大な別荘アパートばかりの無惨な有り様になっていることが多いのだが、カダケスは蛇のようにくねった山道を越えて行かねばならない不便…
異常気象で値上がりしたのは果物に限らず、フランス自慢のカタツムリも2-3倍の値段がついているらしい。このほうは私の食卓への影響はないが。結果として東欧の安いカタツムリが市場に出回っているのだが、フランスのカタツムリが飼育なのに対し、東欧のは野…
初夏、野菜果物が豊富で安くて美味しい季節になったはずだが、今年は断然高い。概してユーロ以来何割も高くなったと感じているのだが(公表物価指数には出てこないのが不可思議)、今年は暖冬だったからとか4月が暑く雨が少なかったとか色々な気象異変でサク…
セゴレン・ロワイヤルが、最低賃金の1500ユーロにするのと週35時間労働の一般化は社会党に押し付けられた実現不可能な公約だったと語った。私も実現不可能なのは同意しますが、仮にも候補者として政策にかかげていた人がそんなこと言って許されるものか? と…
数人の日本人アーティストの友達から電話がかかってきた。最近「補足年金も義務だから加入せよ」と言うお達しが基本年金を管理する「芸術家の家」から送られてきたからだ。何年か前から義務化されたのは知っていたが、本当にアーティスト全員の義務なら「芸…
昨日のお笑いのロワイヤル離婚宣言は彼女によると情報漏れでで自分で発表したのではないとか。何れにせよそれを語る本が水曜日に出るのだから、選挙前に出なかったとしても暴露としても計算され過ぎでは?BHV(パリの老舗でサービスの悪さが定評の百貨店)の…
先週日曜日の一次選挙は予想通りの大統領派の圧勝で、決戦投票の結果はそれが続き75%の議席が保守になるはずだったのだが、意外や意外、60%に留まった。ロワイヤル女史の熱弁に従い有権者が議会民主主義を守るために左翼に投票した訳ではない。だって棄権…
迷路の本では日本で80年代に大ブームがあり巨大な迷路が作られたとか、、、知らなかった。かつそれらは植木ではなく柵を使った西洋迷路史から見ると特殊なもの。私が考えている温室枠の迷路はこの範疇に入りそうだからまたびっくり。迷路と言っても例えば英…
月末に書いた有機農場、その10周年記念パーティー用に古いガラス温室用の枠を使って大きな迷路を作ろうと思い、近くの図書館に行き迷路の分厚い図説本、そして同じ庭園コーナーにあった日本庭園の歴史の本を借りてきた。こういう風にただ同じ棚にあったから…
TVAが物議を醸し出したので夜のニュースで首相が出てきました。2008年ですって。やはり企業が出費減少分価格を下げるかは企業次第らしい(やはり2チャンネルの解説者はおかしい)。今朝久しぶりに画廊の人に「雨の絵」を見せて気に入ってもらったということ…
TVA(消費者税)の値上りはまだ噂かと思っていたらかなり確実なことで、かつ社会的TVAという難しいもの。TVAを上げる(5%?!)代わりにその分会社が払っている社会補償分担比を下げる。2チャンネルの経済の解説者によると「だからお店にある物の値段は絶対…
最近のフランスの選挙は前回の極右や欧州憲法の時のように予想を覆す「有権者の反乱」があったりしたが、昨日の仏国会議員選挙はまったく誰もの予想通り:投票率は低く保守(大統領)派の圧勝で終わった。左翼は大統領選での支持率は一応維持したが小選挙区…
どんどん急進歩するマイコンのような世界は使えるものでもすぐにゴミとなる。ゴミにしては随分役に立ち、私の必要の大半は果たしてくれる。普通の人が何故最先端モデルが必要なのか不思議?ゴミ発生に関してよく思うのは再書込み可能なCDやDVDができた時にR…
デファンスでコンピューターの歴史を辿る展覧会が開かれているらしい。歴史といっても半世紀にもならないのだが、古いマシーンを展示するきっかけになったのは、若い学生が80年代の古い音信式モデムを見て何かわからなかったから。コレクションの品の多くは…
苦労しているはマスクの表情の推移を写真におさめること。台座に固定してしまうとそれが拘束し自由に変化してくれない。だから転がしておいて撮影の度にセッティングのし直し。当然ながら気温、湿度などが大きく影響、かつ一時期に一気に変化をすることも多…
昨日のくり返しだが、「作ってる方が展示会よりよっぽど面白い」。話すのでも完成品についてより、今うまくいってないことの方が自分で楽しいし、人の意見もよっぽど参考になる。先週から苦労しているのは「弁護士の肖像」。写真が何故弁護士かというとフラ…
近とみにオープニング嫌いになってきた。人の展覧会はいいのだが自分の参加するもの。昨日の展覧会のレベルが低いわけではまったくないのだが、やっぱり退屈する。玉石混淆と批判した温泉町の企画では、嫌いな作品を作る作家とも一緒に御飯を食べて話してい…
もう6月、今晩は南仏に発つ前に作った「苔物語り」パリ版を展示する「ミニアチュア・ランドスケープ」というテーマのグループ展のオープニング。私の分身の坊主アシュラがパリの苔の原をさまよう短編旅行記。意外な場所で生きのびる街頭の苔に目星をつけてお…