坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

迷路

迷路の本では日本で80年代に大ブームがあり巨大な迷路が作られたとか、、、知らなかった。かつそれらは植木ではなく柵を使った西洋迷路史から見ると特殊なもの。私が考えている温室枠の迷路はこの範疇に入りそうだからまたびっくり。
迷路と言っても例えば英語ではlabyrinthとmazeと二つあり、厳格には後者は日本人好みの目的地探し、前者はくねくねとした道を辿れば目的地に出られる「叡智にいたる道のり」なる象徴的意味を持つものに分けられる。だからlabyrinthの紋様は文化的な歴史を持つ。フムフムと思いながら私も叡智にいたろうと幾重もの円弧を描いてみたところ不思議なことに気がついた。昔懐かしいコイル状のニクロム線が赤熱するのコンロ、今まで考えたこともなく記憶も薄らいでいるが、あれはただの渦巻きではなくlabyrinth曲線ではなかったか?一筆書きだから電線として論理的には叶っているがどうだろうか? そうなると西洋の宗教神話の所産の紋様で餅を焼いていたことになる。流石日本人!(日本人の発明としたら)