坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

フランス語で読む日本

月末に書いた有機農場、その10周年記念パーティー用に古いガラス温室用の枠を使って大きな迷路を作ろうと思い、近くの図書館に行き迷路の分厚い図説本、そして同じ庭園コーナーにあった日本庭園の歴史の本を借りてきた。こういう風にただ同じ棚にあったから読んでしまうというのは、コンピューターでの検索と違い、道草的で私には楽しい。当然効率的ではないが。
それはさておき、わざわざ日本庭園の本をフランス語で読む価値があるかと言うと、忘れた歴史の再復習が簡単にできるし、西洋人特有の論理的に概説してあって意外に感心したりする。それに、例えば漢字から訳すと「幕府」はテントの指令部(つまり武士の野戦本部)だとか、じめじめした「露地」からも詩的な感じが漂ってくる。つまり日本人として当たり前の「言葉の再発見」がある。この本には3月にヤンさんに行かせた養老の滝、N君の案内でティエリーと一緒に行った彦根城の庭園も大きく写真に出ていてびっくりした。