坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

カタログとクリエーション

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バラ園の企画がしっかりしていたという理由で書き忘れたことは、お金のかかる、かつ往々にしてただのアーティストの見栄以外には役にたたぬカタログなどは作らず、A4版の三つ折りパンフレットにとどめ、制作費などに予算をあてたこともあります。これは南仏のピエ-ル君が唱える「結果よりも創作優先」の姿勢ですがこれを実行する人は少ない(公募展の豪華カタログを見て下さい)。

写真は昨日キス集めをした「キャラバンサライ」展。これは私のアトリエ団地に住むグルジア人アーティストS君の企画で「中央アジアの作家の紹介と文化交流をめざす」。これをテーマで展覧会が各地を旅する予定。メディアは写真、ビデオ関係ですが私はローテクのあぶり出しで昨日集めたキスを作品とした巡回させる。実は去年S君がグルジアで行った展覧会の立派なカタログをくれたのだが、もう私のキスが載っていた。スキャンしたデータだけは渡していたが、実は展示はされないがカタログだけには入っていて、、、だからこれも方針を逆にする。

だがS君の夢の構想ではシルクロードを辿って日本まで展覧会が旅をする。だから頭の悪い諸機関を説得するには立派なカタログが必要になるという情状酌量の余地がある。また「国境を越えるキス」の企画にフィットするので久々のボランティアでした。