坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

閑ヤ休題 フランス人のペシミズム

カンヤ村のP君の家にはテレビがなくて(20年前に比べると少なくはなったがフランスには筋金入りのテレビ嫌いが多い)、かつサッカーを観るというのは知能程度の低さを物語るとされているのでワールドカップからずっと遠ざかっていたが、昨日はフランス・トーゴ戦を見た。昨日負けると予選通過ができないという、世界の一流プレーヤーを揃えるチームとしては恥ずかしい事態。かつ予選リーグの相手はト-ゴの他は韓国とスイスですからね。カンヤのカフェで地方新聞を読んでいたら「もう世界の笑い者だ」と。

EC憲法でノンが勝った時、ウイ派は「ヨーロッパの笑い者」と嘆いていたが、「大国、ヨーロッパの枢軸国なるフランスがノンを言えば変わる」と思って投票した人も結局その後の変化(不変化)に「笑い者か」と諦らめムード。かつ政府のスキャンダル、来年の大統領選を前に左右有力候補(予定者?)の露な人気取り発言などなど、普通の人は「程度の低い国になってしまった」と嘆かわざる現状。結局「これが我々に見合ったチーム、我々に見合った政府なんですよ」と自虐するまでに。それを思うと昨日勝ってよかったよ。