ついに届いた私の本

今年の夏の大仕事、過去の約10年間の野外のインスタレーションの作品を語る本がやっと手許に届いた。印刷工場でプリントは見ているし見開き状態はいやになるほどコンピュータ画面で見ていたので、人生初の自分の本の完成のわりに感動がなかった。数冊郵送し、苔の鑑定で助けてもらった博物館（自転車で10分）の苔学者のジャックとカトリーヌに渡しに行った。二人とも随分喜んでくれたので自分でもめでたいような気にようやくなって来た次第。家に戻って自分の本を読み直すと、、、これが我ながら結構面白い。かつ新しいところのほうが文章がこなれている。フランス語もちょっとは上達しているようだ。
日本の多くの人には理解してもらえないから残念。かつ今のユーロ高だと定価の19ユーロは3000円だから、日本の基準だと小さな本のくせにべらぼーに高く、かつ内容もフランス人読者を想定して書いているから日本上陸はとうてい無理ですなあ。