ヴァンデのバカンス、パート2
実は仏西部の大西洋岸はあまり縁が今までなかったのだが、今回は晴天に恵まれ3回も海水浴にでかけた。今年の夏は悪天続きだったので随分運がよい。G君の連れがヌーディストなので専用ビーチに行くのだが、西洋人の肉体に異常な幻想を抱いている佐川君のような日本人にはヌーディストビーチに行くのを薦める。ごろごろ赤らんだ肉体がころがっていて裸にうんざりする。温泉と違うのはこのごろごろ寝ているというところで、ソーセージが床にころがっているような。しいて言えば色々な体があるのが面白いか?(犬を見ているような興味?)
セザンヌの水浴者のシリーズの身体は肉の固まりという感じなのだが、あれはキュービズムへの探究であったと同時にリアリズムであることがはっきりする。ギリシャ・ローマの彫刻は理想化の極地なのです。
話は逸れたが、写真のようなこの地方の長い砂浜は中世の干拓事業の結果で、細かな砂の海岸に続き、野草が点在する砂丘そして松林の丘に連なる。