坂田英三 旧ブログ

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歴史的建造物博物館

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昨日紹介した展覧会では如来像を描いた絵とかマンダラもでてくるのだが、こういうの中国人にはできても日本人はできない。文化性もあるが、何としてでも売ると言う逞しさの違いかも知れない(それを好むマーケットはあるから)。

今週末は「歴史的建造物公開日」で、大統領のエリゼ宮とか、いつもは見られない建物の一部などが見られる。コーヒーを湧かしながらラジオを聞いていたら火事にあって閉館された歴史的建造物博物館が修復され、今日はオープンに先駆けて特別に開くとのこと。日本から出張のH君と一緒に見に行った。ここは片田舎の中世の教会などの壁面彫刻や壁画の模造する美術館。フランスにいながら何故模造を?と思われるだろうが、単純に意匠を楽しむあるいは勉強するにはコピーを目の当たりに見る方がいい。写真でわかるように館内は自然光が満々だが実際の教会は暗いですからね。例えばル・ピュイのカテドラルのドームの壁画など本日は立派でびっくりしたが、実際に行った時は暗さに加え多分余りにも丸天井は高かったのだろう、まったくそれを見た記憶がない。