坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

成人検診での悟り

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金曜に健康保健の成人検診に行った。50歳(?)を越すと定期検診を受けさせてもらえるのだが、随分昔一度お声がかかっただけでその後音沙汰なし。一度調べたところ「自由業、農民は権利がなくなった」とのことだったが、帰国前に薬の件で事務所に出向いた折に訊いてみたら手続きをしてくれた。
パリに戻ると今日に指定し紹喚状が来ていて、それにはやはり「自由業、農民には権利がないから、この手紙はなかったとするように」とある。でも知合いで検診を受けた人もいるので、それを無視して行くことにした。
時間は午後1時半だが、血液検査のため朝から何も食べてはいけないので、医療センターに着いた時にはかなり腹ぺこ、受付の部屋に誰もいなかったので、入って椅子に座って待っていると、戻って来た女性係員が「入り口の籠に招喚状を入れて待ってなさい」と厳しい口調で叫んだ。彼女は入り口で待っていて籠を指差している。「招喚状はどれだったかなー」とファイルをたぐっていると、彼女は「これです」とそこからカラーの紙を取りだし、そのままデスクに戻った。そして前に来るように言う。そんなことならはじめからデスクで受け取ってくれれば良いのにと思うが、これが「踏むべき手続き」のようだ、まったく共産主義国のごとし。これだからフランスの病院はいやなんだよなー(だから死ぬとき以外には行くなと言われている)。確かに来る人来る人に同じことを繰り返してうんざりするのはわかるが、こっちに当たらないでほしい。しかしこんなことで怒っていてもはじまらない。昔から私は温厚な性格だったが、フランスのこういう手厚い待遇のお陰でますます温厚になったと思う。かつこの女性が人並み以上の美貌の持ち主なので、私の「悟り」は深まるばかり。良い精神修行と思えばなんのその。そのお陰で書類は簡単に受理され、結果、外で私が来る前から待っていたおじさんの順番を抜いてしまったことがわかったが、これは私の知ったことではない。
どうなることかと思ったが、この権威的中年受付嬢の後は、お医者さん、看護婦さん、全員親切で、無事にあっさり終了した。

四方山話はこれまで、では皆さんメリークリスマス
(写真は街で見つけた凝った飾りつけをしたビルの管理人室)