坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

故郷は与太郎

富吉温泉には感慨がわかなかったが、私にとって感慨深いのは温泉の住所。
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字与太郎175
実は私の実家もこの「字与太郎」であったのだが、1月に簡略化され、蟹江町富吉となり、わが愛する「与太郎」がなくなった。確かに与太郎の住所は長過ぎて、郵便局や銀行の書類の住所欄に入りきらなかったり、画数も多くて時間がかかったので、簡略化は大助かりだが、私程度の落語好きには過ぎたるともいえるこの変な住所がなつかしい。この種の変更は自動的にすべてなされるのかと思いきや、役場郵便局以外は住民が自分で住所変更手続きをしないといけなかった(だから全てはできていない)。同時に番地も変わったのだが、実際に届く宅急便の住所は今でもボールペンで「与太郎」時代の古い番地が書き加えられている。