坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

不思議な悪臭騒ぎ

ルーアンの化学工場で25日月曜、取り扱いミスから腐卵臭のガスが大量に発生、風の影響でこの悪臭がパリに達し騒ぎとなった。当局の発表によれば「めまいや嘔吐感をもよおしうるが、健康には問題がないので心配しなくてよい」(何処かで聞いたことのあるような台詞)。吸うと気持ちが悪くなるガスが健康に害がないというのは素人の私には不思議というか非論理的な感じがする。気管支炎を起こさないとか、死ぬことはないとか言われた方がはっきりして、まだ安心しやすいように思うのだがどうでしょう? かつ上のコメントには「微量な場合」との条件がつくのだが、微量とはどのぐらいなのか、全然数字が出て来ない。肝心のガスの正体も、ガス漏れ対策に都市ガスにわざと悪臭をつけるチオルと類似の物質とのことのみ。まあ危険性はないとは推測できるが、難しい化学式でも良いから、「コレコレなる物質が漏れ、その安全基準値(多分あるだろう)はいくつで、工場近くでその測定値いくつ、パリではいくつ」というごく簡単でクリアーな発表がないのは不思議でたまらない。(測定不能なんてことあり???) かつパリで臭いから騒ぎになったが、ルーアンの人は?
環境に関する象徴的事件にも思われたが、それ以来風向きが変わり(イギリスに行ったらしい)、メキシコに留置されていた仏女性が解放されたりで、この問題はあっという間に霧のように消えた。
マスコミを2日間はにぎわせたこの悪臭だが、実は私はクンクンしても全く感じなくて、、、鼻が悪いのかなー? お陰で排気ガスをムワっと吸い込んだ。