坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

L Gallery

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日本の画廊は大半はレンタルの貸し画廊、企画展を行う画廊でもレンタルと企画の並立ということが多いが、前回書いたように L Gallery は異色の「純粋なる企画画廊」。その秘密はオーナー。実はここの経営者は金沢の21世紀美術館豊田市美術館に作品が収蔵されている造形作家の小島久弥さんで、彼が見せたいと思う作家の企画展しか行わない(そして彼はキューレータに徹し、自身の作品も出さない)。ヨーロッパだとお金持ちの道楽とか税金逃れみたいな企画画廊もあるが、小島さんはその例ではないようで、奥のデザイン事務所で日夜仕事をされている。名古屋だと中心街の伏見、栄に画廊が集中しているが、L Gallery は名古屋の東の住宅街にぽつんと離れてあり、入り口もインターホンを押さねば入れないので、来訪者は知る人のみ。こうした画廊の性格上、作家さん、学生さんの来廊が多いが、そういう「業界」(?)の方々からも今回の個展は好評。ですから是非来て下さい!(というものの私のブログの読者は指折り数えられる程度だからな~。あっ、また日本人に嫌われるネガティブシンキング。桑原桑原、こうならないように画廊では私の大好きな鯉江良二さんの妙な招き猫に冬瓜を二つお供えしてあるのだが、、、ご利益がありますように!)
冬瓜は「夢の浮き箸」でも重要なエレメント。これは実家近くの農家の人にもらいました。生まれついての貧乏性か、私の作品は実に安上がりなのです。逆に予算100万円といわれると困ってしまう(全額ポケットに入れても良いのなら別だが、普通そういう予算割は許されなくて、、、)。