坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

我が心のオブラック

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2009年7月の記載したオブラック Aubrac だが、私の憧れの地だから写真を1枚。ここには普通の(?)意味では何もない。だから普通の観光客は退屈してすぐ逃げ出してしまう。標高1200mの高原の山歩きと言ってもご覧の通り真平だからスポーツマンは退屈し、これも逃げ出す。この自然淘汰の結果、変な別荘も建たず、いつも草原と岩と牛、その上で風と雲が舞うばかり。パリの穴蔵アトリエで、こんな何もないがとてつもなく美しい場所が近くに存在するという事実を思い浮かべるだけで私は幸福になる。住みたいと思ったこともあるが冬は厳寒でまさに陸の孤島。寒がりの私が耐えられるわけがない。だから一層あこがれなのだ。