坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

奪われた食卓

昨日はPentecôteの月曜(聖霊降臨日)で祭日なのだが、数年前にこの日の労働は「自立生活ができなくなった老人の福祉の財源のために働く」とされた。これは一般の広い同意が得られず、それどころかそれ以外の為にお金が使われているということで全く意味がな…

ボンソンからパリに

金曜日は天気予報では、ニースでは4時から雷雨が到来だったが、その時間予測どおりボンソンでは3時頃(ニースの東なので1時間の時差は当然)から雷が鳴りだした。このぴったり当たった天気予報の土曜のの降雨確率は100%。あーあ本当に「雨の絵」制作キッ…

南仏めぐり

今写真のボンソンという、ニースから内陸に入った小さな村にいる。ここに住むP君の紹介で来る7月に行われるフェスティバルに誘われたのだが、3月頃に企画責任者から電話があって以来音沙汰がなく、あまり内容がわからないので、マルセーユとニースの間のヴ…

帰仏第一夜(晩)

戻りのフライト(名古屋>ヘルシンキ)は非常口近くの足を伸ばせる席をもらえたのでらくちんだったが、朝に発ってパリに着いたのは日本時間夜中の2時だから飛行中あまり寝られる時間帯ではない。8時前に家に着いてたまった郵便物を見ると大きめの黄色っぽ…

冷たい雨が降る

昨日ヴェリブに乗ったら手も頬もかじかんだが、今日は外では冷たい雨が降り、アトリエの中は、、、あらあら(いつものように?)16度しかない。プロヴァンスに行く前から暖房切ってしまったからなー。私のアトリエはボリュームが大きいからヒーターを入れた…

プロヴァンスからノルマンディーへ

イースターの週末、7-8-9日が南仏でのオープニング。結局画廊スペースには6点しか飾らず、その3点は金縁の超クラシックな額、2点は木の枝を額にした。奥の小さなスペースには、天井から吊るされた枝を引くと粘土製の空中ブランコをする白ウサギがデッサン…

ポーランド式イースター(写真)

ケーキで飾られたテーブルです

ポーランド式イースター

プロヴァンスのルベロンへ展覧会準備で来ているのだが、アートB&BのChambre avec vueでは毎日すごいご馳走で、幸せだ。今日の夕食はオレンジ風味のウズラ。ウズラを食べるのは2年前のクリスマス以来だ! 何と言っても奥さんのカミーラさんは料理の達人、彼…

プロヴァンス行き

今朝は焦った。7時7分のTGVに乗るにに目覚ましを6時に掛け、余裕でお茶とパンを食べていたら、あっという間に時間が経ち、最後に札入れが見つからなかったりして、山歩き用の靴の紐も結ばず地下鉄までゴロゴロ鞄を引いて疾走、何とか間に合った。 この列…

ささやかな楽しみの写真

小魚のフライ、こんなのです。カラコイの魚市ではガイドブックではサバのサンドイッチが定番になっていますが、このほうが格段美味しそうに見えましたし、やっぱりテーブルで周りの人を見ながらのんびり食べた方が楽しいと思うけど。

イスタンブールのささやかな楽しみ

仕事での大変な思いを癒したイスタンブールの私のささやかな楽しみは、小魚のフライ。新市街と旧市街を渡すガラタ橋の、私の滞在した新市街側の波止場地区のカラコイには魚市があって、そこで新鮮な魚を鉄板で焼いたり揚げたりしている。これは目で見て指差…

誤解の連続

イスタンブールのアートフェアは結局とんでもない誤解の連続だった。日曜日の最終日にも、片付けの時間になってまたまた大ショック。印刷されたキス用のカードが入っていると思っていたパッケージの一つに、月初めに同時に印刷できないか頼んだ「国境を越え…

とほほのイスタンブールの招待作家

昨日は大変だった。朝はバーナーを買いにバザールへ。こんなこと言葉ができれば「朝飯前」だが、言葉の壁に阻まれ、「昼飯前」となった。ほっとして昼ご飯を食べて電話したら、バーナーは「昨日買った、お前はブドウを買うはず」と言われた。ひどい、インタ…

イスタンブールの招待作家?

イスタンブールに着いた。再三ホテルの名前を教えるように頼んでいたのだが知らされず、何処へ行けばよいか知らないまま空港に降り立った。携帯がつながらなくてあせったが、これはいつも海外に行った時の常。まあ何とか繋がってシャトルバスの終点まで来る…

言語文明図書館 BULAC

前回書いた、お隣にできた言語文明学院だが、私は「地区活性化」以上の恩恵を被っている。というのは図書館には日本語の本も豊富で、最近一般市民閲覧カード(研究者でないので館内閲覧のみ)を作って本を読みに行っている。研究者対象の図書館だから普通の…

言語文明学院

何かに触れて書いているとは思うのだが、、、私のアトリエの目の前に言語文明学院なるものが建設され10月に開校した(学院と書いたが仏語ではPôleで、この単語はおそらく昔はセンターであったところに数年前から流行のように使われる)。とはいえこの建物はI…

近況

寒波が過ぎではや1週間。アトリエの温度計は14度からゆっくり上昇し、17度まで戻ったが、以前より暖かいどころか寒さを感じるのは湿度の為。厳寒の青空とはうってかわり連日霧雨でアトリエの湿度は50%を超えている(これも100円温度計だからあてにならない…

寒波の時間差攻撃

最近のTVのニュースは20分ぐらいは寒波のことばかりで、シリアもギリシャも二の次三の次。急に世界が平和になった錯覚に陥る(勿論寒波で大変な状況にある人たちの報道もあるが、、、)。その平和な報道の中で印象深かった最たるものを紹介すると:その1、…

夢の中のエイゾウ

Sさんから昨晩電話があり、また貴男の夢を見たと言う。Sさんはアーティスト夫婦の奥さんで、アルプスの企画(09年6月参考)で3週間同じ屋根の下で暮らしたが、それ以来彼女の夢の世界では私は暗示的な役割を果たしている。今回は私は関取と相撲をとっていた…

サルコジ最後の100日

フランス情報薄の日本人の方に念をおしておくが、サルコジはまだ来る大統領選に立候補していない。彼によれば一刻の猶予もない経済危機にあり、国のため大統領としての職務を最後まで優先。そしてかかげる政策は付加価値税増税とか明らかに人気のない政策。…

寒波での仏電力事情

今日月曜日の午後7時頃は電力消費のピークを迎え、南仏プロヴァンスでは停電になるかもしれないと危惧されていたが、色々な節電のお陰でそれは免れた(当然外国から電気を輸入中)。しかし何故今日か? それは簡単、月曜で仕事が始まるから。でも何故夜の7…

境界線のパリ

ニュースを見るとパリはすっかり雪につつまれている。当然画面はエッフェル塔。積雪量1センチと言っている。びっくり。というのも我がアトリエ付近は白い粉がまき散らかった程度で、雪化粧なる言葉すら大げさ。昨晩から大西洋岸から雪前線が到来したが、大…

寒波のパリより

急に寒くなって火曜以来最高気温も零下、いつも18度で動かないと思っていた100円ショップで買った室内温度計も15度まで下がっている。昨日木曜、朝市に行ったらほとんどお店なし。野菜だって凍ってしまう気温ですからね。と僅かに開けていた一店の肉屋のお姉…

余計非難されそうだが、、、

前回私の「役立たず人生」に触れたが、期せずして学生時代の友人がパリに来て。某さんが「坂田君は国立大学で勉強させてもらったのにその恩恵を社会に返さないなんて」と言っていたと伝え聞かされた。私は受験勉強がよくできて「一流大学」の理科系に行き将…

役だたずの確信犯

経産省前のキャンプ撤去命令のことを知らされて、色々なサイトを見ていたらやっぱり今日は目がしょぼしょぼし、弱い頭痛もする。よく人に「原発事故のニュースを訳すような役立つ事をしたら」と言われるのだが、肉体的に長時間コンピューターとにらめっこは…

清貧なるアーティストの集いの場

http://allart.biz/up/photos/album/P/Quarton%20Enguerrand%20/quarton_enguerrand_the_avignon_pieta_2.jpg 昨晩ルーブルのホールでドイツのWerner Herzog(ヴェルナー・ヘルツォーク)監督が南仏の洞窟画を撮った映画の上映があったので出かけたところ、…

王様のお出まし

サルコジへの当てつけではない。零点をくらった私のデッサン。12/26に書いたが、最近毎日ドローイングを描いては1作をフェースブック(FB)に掲載中。6億人の利用者がいるとされるFBだが、私のデッサンを定期的に眺める人は10人ぐらい。FBの世界ではまあまあ…

AAA(アーアーアー)

ちらりと13日の金曜日に書いたが、Standard & Poor'sという格付け会社のフランス国家の格付けが最高レベルのAAAからAA+に一段落とされた。9月から「そうなったらここの世の終わり」のような雰囲気で取沙汰されていたが、結局大ショックはなかった。世界を席…

ついに来ました

何が来たかというと、先ず第一は大晦日のパーティーでお披露目した派手派手シャツの写真。でも写真だとそんなに派手に見えない。結構緊張して着たのに。これなら誰でも何処でも羽織れそう。写真の解像度が低いからかな?(現在高品質画像送付請求中:世話が…

13日の金曜日

今日は13日の金曜日。A君が4月にノルマンディーの展覧会に誘ってくれたが、冗談好きのA君は13日の金曜日にオープニングをすると言っていた。今月そして4月、そのあと7月にも13日の金曜日がある。不吉な日との迷信がある「13日の金曜日」はそんなに頻繁に…