坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

誤解の連続

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イスタンブールのアートフェアは結局とんでもない誤解の連続だった。日曜日の最終日にも、片付けの時間になってまたまた大ショック。印刷されたキス用のカードが入っていると思っていたパッケージの一つに、月初めに同時に印刷できないか頼んだ「国境を越えるキス団」の名刺が入っていた! これは「カードと同時に名刺、ポスターもできたら、、、」と月初めに頼んだ時に「急に言われても困る」と回答があり、「思いつきだからダメならいいよ」と要求を即撤回したもの。そのあと「ポスターとカード2000枚印刷する」とメールがあって、そんなに枚数要らないのにといぶかしく思っていた。それからオープニングの晩「お前が何で名刺を頼んだかわからない」と言われ、「トルコ人にはフランス語の名前は覚えられないから、、、」と依頼時と同じことを繰り返したのだが、今になって彼の質問の意味がやっとわかった。あの時「折角刷ったのに何で使わないのだ?」と質問されれば全てが明快になったのに、、、。
今回は私と企画者間のインターナショナル英語のコミュニケーションレベルはいつもよりは高いと思われたので安心してかかっていたのが、誤解ともいえない正反対の解釈ばかり。いったいこれは何だったのだろう。私の察するところ、彼は一人で仕切ろうとして忙しすぎ、言ったことも忘れる節がある。多分バーナーも誰かに手配させたのを忘れたのでは? 彼といるとひきりなしに携帯が鳴るのでさもありなんだが、使い走りで十分事足りることも自分が出向くから余計に忙しくなる。昨日も飛行機代を払い戻してもらうのに1時間以上広場で待たされた(だから私から事務所へ行くといったのに)。

先日書いたように印刷したキスカードは紙の裏がコーテングされていて「バツ」なのだが、何度も炙っているとプラスチックが急に収縮しないようにするこつが少しずつつかめて来た。質の悪さは技術でカバー、こんなに残っているのに勿体ないからやっぱり今年のキスオデッセーはこれを使うことにし、鞄に詰められるだけカードと名刺を詰めて戻って来た。