坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

言語文明学院

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何かに触れて書いているとは思うのだが、、、私のアトリエの目の前に言語文明学院なるものが建設され10月に開校した(学院と書いたが仏語ではPôleで、この単語はおそらく昔はセンターであったところに数年前から流行のように使われる)。とはいえこの建物はINALCO(東洋言語文明学院)とBULAC(言語文明大学図書館)からなり、学研の場だから学院でいいだろう。
これは私の界隈に革命的変化を及ぼしつつある。例えば閑古鳥が鳴いていた一番近くのパン屋さんは、改装して軽食用スペースまで作り、お昼に行くと学生が列をなして、困ったことにパン1つ買うのに大変な時間がかかるようになった。つまりお店は大繁盛。アルジェリア出身の店主さんだから休日は金曜日(イスラム教徒の集団礼拝の日)だったのに、土曜日に変わってしまった! その隣には地下でコンサートをするようなレストランもできた。まあともかく地区が一挙に若返った。
夜など地下鉄の駅からから戻ってくると、学院が通り沿いなので、図書館や講堂で屋内が煌煌として明かり出され、大勢の若者たちが真剣に勉強している見られる。これには少し現代の若者のイメージが変えられ、何となく「人類まだなんとかなるのかなー」との希望を抱いてしまう。