坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

寒波の時間差攻撃

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最近のTVのニュースは20分ぐらいは寒波のことばかりで、シリアもギリシャも二の次三の次。急に世界が平和になった錯覚に陥る(勿論寒波で大変な状況にある人たちの報道もあるが、、、)。その平和な報道の中で印象深かった最たるものを紹介すると:

その1、パリの築地、卸売り市場のランジス、朝早くから働く労働者が大型冷蔵庫で暖をとっていた。

その2、仏西部のミュルーズで橋の上から凍結する川に投身自殺。氷が割れずケガをした男性は、救助員に「家ではガスをだしっぱなしだ」と言って第二の災害を防いだ?

加えて朝のニュースで、パリスタジアムで昨晩9時試合開始予定だった仏対アイルランドラグビーが芝生が凍っている場所もあって危険とのことで試合開始5分前に急遽中止になったことを知りびっくり。カバーをかけて暖気を送り込むみたいなことをし続けていたのだが、最後のレフリー判断! 零下7度にも関わらず集まった8万人の観客(アイルランドファンはもとより、ラグビーは仏南西部で人気のあるスポーツなのでわざわざ上京した人が大多数)は突然のキャンセルにカンカン。この試合には人気取りにサルコジ大統領と社会党オランダ候補の二人が観戦することになっていたが、まさかレフリーがお二人の健康を心配したわけではあるまいし、、、。もっとびっくりしたのは昼のテレビニュースのトップの大々的報道が、某歌姫が亡くなったことだったこと。ますます世界が平和に(日曜日ですねー、しかし数日前に亡くなったタピエスは最後にチョロだったけどなー)。

我がアトリエの平和なニュースは、正しいのかどうかわからない100円温度計が金曜から急に1度下がり、アトリエの室温は14度になった。地下熱で保護されていると思ったが、地下温度も時差ぞおいて降下中ということか。この1度の差を実感中ですが、外の寒さを思えば天国。サンマルタンの運河もご覧のように凍っています(撮影昨日)。