坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

奪われた食卓

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昨日はPentecôteの月曜(聖霊降臨日)で祭日なのだが、数年前にこの日の労働は「自立生活ができなくなった老人の福祉の財源のために働く」とされた。これは一般の広い同意が得られず、それどころかそれ以外の為にお金が使われているということで全く意味がなくなり、やっぱり祝日に戻った。天気もよいし本当に休日日和だが、私の歯医者さんは開院。午前中に行ったのだが、祝日と思わなかった人のキャンセルがあり、夕方治療の続きをすることになった。私としては1年半来の治療だから(2011/2/18,28参考)、少し早まろうと大差はないが、朝晩口を開け続けたことで、治療は1週間早まった。

今日も晴天、25度を越す夏の気温(南仏より天気がよい)。待ちに待った「塩(海水)のデッサン」に良好な条件だ。昨日の夕方に作った4月のドーヴィルの海岸での塩の結晶はぱっとしなかったが、海水を再濃縮し、大きなサイズに挑戦することにした。この技術、何が起こるか予見できていないのだが、どうもきれいに塩が結晶するには紙がピンと張り、動かしてはいけないのは確か。1mの紙に描くために結局食卓が犠牲になることになった。どうせ今晩は知り合いの展覧会のオープニングがあるからと思っていたが、サイズが大きくなると思った以上に時間がかかり、6時過ぎに家を出るつもりだったのが終わったのjは8時前。郊外の展覧会に行くには遅過ぎ、小さな丸テーブルで夕食を済ませた(まるでキャフェみたいだが屋外ではなく、悲しいかなアトリエの中)。夜になって水の蒸発速度は急速に下がったので結果は明朝のお楽しみ。