坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

#練習用

寒波での仏電力事情

今日月曜日の午後7時頃は電力消費のピークを迎え、南仏プロヴァンスでは停電になるかもしれないと危惧されていたが、色々な節電のお陰でそれは免れた(当然外国から電気を輸入中)。しかし何故今日か? それは簡単、月曜で仕事が始まるから。でも何故夜の7…

境界線のパリ

ニュースを見るとパリはすっかり雪につつまれている。当然画面はエッフェル塔。積雪量1センチと言っている。びっくり。というのも我がアトリエ付近は白い粉がまき散らかった程度で、雪化粧なる言葉すら大げさ。昨晩から大西洋岸から雪前線が到来したが、大…

寒波のパリより

急に寒くなって火曜以来最高気温も零下、いつも18度で動かないと思っていた100円ショップで買った室内温度計も15度まで下がっている。昨日木曜、朝市に行ったらほとんどお店なし。野菜だって凍ってしまう気温ですからね。と僅かに開けていた一店の肉屋のお姉…

余計非難されそうだが、、、

前回私の「役立たず人生」に触れたが、期せずして学生時代の友人がパリに来て。某さんが「坂田君は国立大学で勉強させてもらったのにその恩恵を社会に返さないなんて」と言っていたと伝え聞かされた。私は受験勉強がよくできて「一流大学」の理科系に行き将…

役だたずの確信犯

経産省前のキャンプ撤去命令のことを知らされて、色々なサイトを見ていたらやっぱり今日は目がしょぼしょぼし、弱い頭痛もする。よく人に「原発事故のニュースを訳すような役立つ事をしたら」と言われるのだが、肉体的に長時間コンピューターとにらめっこは…

清貧なるアーティストの集いの場

http://allart.biz/up/photos/album/P/Quarton%20Enguerrand%20/quarton_enguerrand_the_avignon_pieta_2.jpg 昨晩ルーブルのホールでドイツのWerner Herzog(ヴェルナー・ヘルツォーク)監督が南仏の洞窟画を撮った映画の上映があったので出かけたところ、…

王様のお出まし

サルコジへの当てつけではない。零点をくらった私のデッサン。12/26に書いたが、最近毎日ドローイングを描いては1作をフェースブック(FB)に掲載中。6億人の利用者がいるとされるFBだが、私のデッサンを定期的に眺める人は10人ぐらい。FBの世界ではまあまあ…

AAA(アーアーアー)

ちらりと13日の金曜日に書いたが、Standard & Poor'sという格付け会社のフランス国家の格付けが最高レベルのAAAからAA+に一段落とされた。9月から「そうなったらここの世の終わり」のような雰囲気で取沙汰されていたが、結局大ショックはなかった。世界を席…

ついに来ました

何が来たかというと、先ず第一は大晦日のパーティーでお披露目した派手派手シャツの写真。でも写真だとそんなに派手に見えない。結構緊張して着たのに。これなら誰でも何処でも羽織れそう。写真の解像度が低いからかな?(現在高品質画像送付請求中:世話が…

13日の金曜日

今日は13日の金曜日。A君が4月にノルマンディーの展覧会に誘ってくれたが、冗談好きのA君は13日の金曜日にオープニングをすると言っていた。今月そして4月、そのあと7月にも13日の金曜日がある。不吉な日との迷信がある「13日の金曜日」はそんなに頻繁に…

イーストウッドの見られない映画

http://www.moviemem.com/images/pictures/store/P/PAINTYOURWAGONUS1SH.jpg 12月中旬からシネマテックでクリント・イーストウッドの特集をしている。年末に硫黄島に星条旗を揚げて期せずして英雄となり軍費費招集ツアーに参加させられた兵士の話の「父親た…

カレンダー

三賀日だがフランスでは2日から通常通り、さすがに元旦が日曜だったから学校は今日から。みんな偉いものだ。私は疲れてぐうぐう寝ている。日課のデッサン以外にした事といえばカレンダーを替えたぐらい。昔は日本では銀行などからきれいなカレンダーが貰え…

大晦日のパーティー

大晦日のパーティーは2年前に踊ってはしゃいだFさんのアトリエ。今年のバンドはジェズ系でリズム感がストレートでなく乗りが悪かったが、こういうパーティーは鬱憤発散が第一目的として来てる人が多いから、そういう人たちと一緒に目的を達成(?)。実は私…

行く年来る年

良いか悪いかわからないがデッサンのお陰で快調。31日締切の企画公募が4つあったのだが、結局全部やめた。先日私が元気のなかったのを心配してくれた同業(?)のP君が電話してくれたが「俺がコラージュデッサンを始めたのも同じ理由だ」と言っていた。P君…

ユートピアを目指して

独り身の異邦人には難しいクリスマスイブ、今年は日本からN君が来たのでGさんと一緒に馴染みの中華に行き腹一杯食べた。全然クリスマスらしくないがここは美味しいから満足満足。しかし予約しておいてよかった、店は若い中国人グループで超満員。そして日曜…

非難の応酬

思った通りトルコの首相は激怒を露にして「フランスはアルジェリアで大量殺戮を行ったではないか」と応酬。「お前らに何が言える!」という子供の喧嘩のようになってしまった。アルジェリア内乱では50万人は犠牲になったと考えれているが「計画的に殺戮」し…

久しぶりのストラスブルグとカールスルーへ

12/14にストラスブルグの写真をのせたが、前々週の週末はストラスブール、それからドイツのカールスルーエ(Karlsruhe)へ行った。やる気のないところにドイツ国鉄の販促でパリ→カールスーエへ29ユーロという超格安切符があったから。何故か仏国内のストラスブ…

展覧会案内 イッシーのアリス

不調をかこって色々な展覧会を見ているが、パリ近郊イッシー・レ・ムリノ(Issy les Moulineaux)のトランプ博物館(Mus??e Fran??ais de la Carte ?? Jouer)の「不思議の国のアリス」のテーマの特別展は写真の通り展示に力が入っていた。基本的には絵本類の展…

A4版に入ったクレーヴの奥方

昨日書いた講演会の待ち時間を潰しに何となく入った正面にあった画廊 (galerie satar) で面白いものを見つけた。一見すると点が並んでいるように見える紙、タイトルが「クレーヴの奥方」、その横にある1x2mぐらいの大きな紙の同様な作品のタイトルは「失わ…

唇寒し

昨日日曜に行った知り合いのアトリエの展覧会、アーティストの一人がアルメニア人だった。アルメニアといえば去年の春にトルコ東部の「エルズルムから行った国境の広大なアニの遺跡(10世紀に栄えたアルメニア王国の都で14世紀に大地震で壊滅した)は素晴ら…

これが最後の、、、

今日また、もう何度目だろう、これが「ヨーロッパを救うため」の最後の仏独首脳会議が行われた。これで救えたかどうかはさっぱり私なんかにはわからないが、救えなかった時どうなるのかもさっぱりわからない。借金国がまた旧通貨に戻すなんて言う大変な事が…

続 夜毎の物音

http://enviedhistoire.canalblog.com/albums/famille_de_louis_xvi__louis_xviii_et_charles_x/louis_16.jpg はや12月。11月は仏気象庁記録史上2位の暖冬(暖秋?:記録の1位は2006年、2位は2009年だから明らかの温暖化)、パリの最高温度は今日でも12-3…

山あれば谷にあり

11/15に書いたように羽田夜中発+パリ朝6時着の時差調節は楽だった。最初の日だけ夜まで頑張れば正常に戻る。とは言え夜9時になるともう眠くなって、晩ご飯が8時過ぎのパリの「普通の生活」にはすぐに戻れなかったが、昼間はいたって元気だった。それが今週…

遥かなるムンク (2)

http://www.centrepompidou.fr/education/ressources/ENS-Munch/photos/02-edvard-munch-jeunes-filles-sur-le-pont-1901-550x600.jpg ポンピドーセンターで年間フリーパスを作った! そのあと私のシンデレラ姫とセンター近くで会ったが、思った通りすぐ帰っ…

帰仏

羽田発夜中の1時半、パリ着朝6時。早朝のシャルル・ドゴール空港は、アフリカ各地あるいは中国からもフライトが着き、ラッシュアワーの様相(同じフライトにいたフランス人は一言"Quel bordel!")。入国チェックの列で30分以上待ったか? 警官や、めったに…

芸術の秋 名古屋篇

名古屋では私の個展もしてもらったLギャラリーでVeronika Doberの個展。ドイツ人で神戸に住むヴェロニカさんの作品は何か私の絵と共通するところがあるから自然に愛着がわく。実は今回の帰国は依頼されていた絵を持って帰ったのも理由のひとつだったので、こ…

芸術の秋 東京篇

東京に着いて始まったばかりのブリヂストン美術館の野見山暁治の回顧展を見た。彼は愛知県美術館に紫色が印象的でダイナミックな大作があって、まとめて見たいと思っていたが、加えて野見山氏が50年代パリ留学中に奥さんを癌で亡くす過程を冷酷なほどに客観…

フランスチームの教訓

テレビは煙も出さずに突然壊れるとは考えられないので色々リモコンを触っていたら映った。お陰でラグビーが見られたが、私のというか、大方の予想に反しフランスチームが善戦、いやそれ以上で、負けたが試合内容では勝っていた。私はよくやったと思い、「周…

三隣亡

三隣亡とはこんな日のことだろうか? 「祈り」に近い気持ちで待っていた「南極レジデンス」の結果が昨晩届き、バツでがっくり(何年かも前にもあったが、今回はまた別、仏政府機関の企画だったが、やっぱりそういう文化省機関等で認められている人が選ばれた…

フツーの大統領になりたい

昨日の社会党候補者選挙は結局フランソワ・オランドが56.4%を獲得し、社会党は彼の元に一致団結してサルコジに対抗することになった。オランド氏は温厚そうでマスコミの質問にユーモアを交えて答えたりするのが人気が秘密らしく、何にでも口を突っ込むサル…