雪やこんこん

洞穴アトリエの奥で寝ている私だが、今朝はいつもより寒いのに加えやけに静か、ゆっくり起きて洞穴を出たら庭は真っ白。木曜なので朝市に行ったら御覧のようにお店はちらほらの歯抜け状態、いつも買う新鮮野菜のお店は来ていなかった。木曜は客が少ないし、雪で道路は渋滞、当然と言えばそれまでだが、都市周辺の菜園農業も例外ではなく、一般に今年の農家の経営は大変らしい。その理由は市場の自由化による農産物価格の下落。スーパーに輸入品値段で買い叩かれ、農家の収入は平均で前年度の34％落ち、果樹園業は53％の下落（農業省統計）、これは何と20年前の収入レベル。安くて美味しいリンゴと梨だけの朝市の店（2006/11/13掲載）も姿を消したのもうなずける。農業国フランスはどうなってしまうのか？

寒波で電力消費は急上昇、フランス北部、西部では電力カットもありうるらしい。これは点検のため稼動していない原子力発電所がいくつもあるのと（夏に行われるはずがストで冬にずれた！）、私の公団住宅アトリエのように新しい建築はすべて電力暖房に切り替えられているため。原子力ロビーが一層圧力を増やせるような罠に落ち込んでしまった。

それから最近高校生の恋愛沙汰ぐらいのことでピストルや機関銃が出る事件が続発。機関銃カラシニコフは150ユーロ、手榴弾は30-50ユーロという値段で手に入るらしい。