坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

夢の干し草カバー

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モネの絵とかゴッホの農民が昼寝している絵ででてくる干し草は低い塔のような形をしていますが(わかるかしら)、それは1世紀以上も前のことで、今は機械で低い円柱型、大きなタイヤみたいにされて畑に転がっています。麦に黄色い束が人工的な形になって畑のあちこちに転がっている光景は面白くて好きだったのですが、去年あたりからこれをプラスチックで包んでしまう新技術(?)が登場し、白とか黒のプラスチックで田園風景におぞましい汚点をつけるるようになった。初めて見た時腹を立てて知合いの農家に「ありゃなんじゃい」と電話をした。結局乾いた干し草を今までは納屋に保存せねばならかったが、畑に置きっぱなしにできてスペースの節約になるという話し(幸いながら彼自身は使っていなかった)。フランスの農場なんていくらでもスペースあるのに良く分からん理屈だ。かつその後このプラスチックの処分が問題になっているという話も耳にした。ホントに分からない技術革新を人間はするものだ。そこで頭へきて最近考えたのがこのルイ・ヴィトン製干し草カバー。超豪華でしょ。風景とも不思議にマッチしている。LVには景観改善型の画期的に新宣伝となり、農家の人は干し草を宣伝スペースをレンタルしてサブ収入が得られるという素晴らしい絶望的プロジェクトなのですがどうでしょう?かつフランスと言えば贅沢品産業と農業!やっぱり両者とも皮肉られていること明白だからだめかなあ?一応これもプロジェクトとして某農村に提案しています。でもこのLV案は一例で、私の本当の提案は「みんなで何とか考えましょうよ」ということで具体的な実現プランはなし。「行ってから何とかする。結果はやってみないとわからない」という私の企画はこのようなものです。だから昨日書いたように悲しいかな、なかなか、というよりほぼ100%受け入れられない。でも奇跡を願って夏までは機会のある限り提案し続けます。(ところでどなたかLVのお偉い人知りません?)