坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

愚かなる政治

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私がフランスに来た頃は、選挙で勢力が替る毎に企業を国営化したり民営化したりしていたが、そこまでのことはなくても反体陣営の作ったものはすぐにお釈迦にされる。内容が余り差がなくても名前が変わったり、そのための余りの浪費は驚くべきと思う。フランス全国規模の事は専門家にまかせ(?)、私に因縁のあるカンヤ村の話し。3月10日に書いたように夏の野外アートフェスティバルに加え、レジデンスまで作り、アートで村興し(日本語HPのカンヤレポートを読んで下さい)を計ったベルナール村長は選挙に完敗。新たな村議会は以上の文化事業への助成金を2万ユーロから400ユーロに格下げした。
何と予算50分の1、取り止めでなくて400ユーロというのは何だろう?レジデンスの建物の維持費? 
何で折角地方からの補助金までもらってリニューアルし、地方の文化ネットの一つになってきたものをいとも簡単になくせるのだろう。
第1回フェスティバルの時に作られた、幾つもの角材を合わせて作られたモニュメント的作品もすでに撤去されたとか。こうなると政策と言うより、恨みと憎悪の世界ですね。

風前の灯火のレジデンス「ル・コロンビエ」(Le CoLLombier)の姿は次のサイトで見られます。
http://www.lecollombier.com