坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

眼科医の診断

眼科医は視力、眼圧を計って、血管を見て「高血圧の家系でもないのなら心配ない」とのことですぐに終り。「眼の周りも重いし、何か異物感があるし」と食い下がったが「大丈夫、大丈夫」と追い払われてしまった。処方は言うに及ばず、洗眼すらも必要なし。「眼を擦るな」などと子供相手のようなことを言われるのは、やっぱり私の拙い語学力の所為であろうか? 
「ほって置けば治る」というのだから赤髭先生のような治療だが、赤髭先生と違うのはこの簡単な診断が60ユーロもする。私の前にも後にも予約の患者がいて、女性秘書が手際良く応対と勘定をすませる。この調子で朝から晩までなら「売上げ」は近所のスーパーを上回るのでは? 
人の懐具合はともかく、60ユーロは専門医に診てもらった安心料のようなものだが、健康保険がなければやはり行くのを躊躇してしまう額だ。こんなありがたい保険制度を作ろうとするオバマが貧乏人にも人気がないなんて、アメリカ情勢には疎いが、合衆国というのはとんでもない国に思える。