坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

ハンドボール

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サッカーのアンリ選手のワールドカップ選考戦での反則は「あれではハンドボールだ」との皮肉で話題をさらったが(11/19記載)、本当のハンドボールの方はフランスチームは滅法強く、日曜、ヨーロッパカップ大会決勝でクロアチアを負かし、オリンピック、ワールドカップ、ヨーロッパカップのすべてを覇権した。ちょうどラジオを付けた時にハーフタイムで同点と言っていたので、面白そうだなとTVを見たら、最近のサッカーの試合よりよっぽど面白かった。その理由の一つはインチキの反則が少ない。サッカーだとペナルティーエリアでころころと人が倒れるが、ハンドボールでは見せかけがあるとしても比較にならない。見ているとハンドボールでのペナルティーはサッカーに比べて成功がかなり難しいようで、それが為にインチキのしがいが少ないのだろう(かつ1点の重みも違う)。サッカーもペナルティーキックの場所を10mぐらい後ろにしたらかなり見せかけが減るのでは? ディフェンス技術は門外漢には分かりにくいが、ダイビングシュートのアクロバット的美しさは魅力だ。そんなに高く飛んでいるとは思えないのに飛行時間が異様に長く感じられる。1mの跳躍をして、胴から落下したとしてもニュートンの法則で計算してもその間は1秒高々、それが3秒ぐらいには思われる。飛んでいる静止体から急に腕が敏捷に動きシュートが投げられる、その動作のコントラストの所為だろうかと思う。
月曜にはシャンゼリゼに凱旋と言っていたが、某スポーツ店でファンと歓声を上げた程度で、国民的英雄として凱旋門にプロジェクションまであてられたサッカーチームの凱旋とはあまりにも規模が違って少々可哀想。不況に喘ぐ国民を元気づけるならば、モラルなき金権サッカー(11/29記載)をうっちゃって、女子も12月のワールドカップで2位となったハンドボールお家芸としてプロモーションした方がいいように思えるが。

(写真は文とは全く関係ないナポリで見つけた落書き絵)