坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

モノプリ vs フランプリ

イメージ 1
モノプリ (monoprix) とフランプリ (franprix) はパリのあちこちに見られるスーパー。他にED、カジノ、オーシャンを入れるとパリのほぼ全てのスーパーとなると思う。今の私の地区にも昔の12区のアパートも最寄りのスーパーはEDとフランプリとモノプリ だった。この3店には店の立地、品揃え、ディスプレイ、客層のすべてから見て明らかな階級差があって、ED<フランプリ<モノプリの順で高級になる。だから私は価格もその順で高くなると思いこんいたが、それが誤りであることを「お嬢さん」に指摘された。流石に買物に一方ならぬ情熱をいだく抱けあって、眼が鋭い(加えて言えば商品ラベルの理解力も私よりよっぽど速い)。彼女は同じ洗剤が私のアトリエのすぐ側のフランプリより地下鉄の駅近くの大通りのモノプリの方が安かったと悔やんでいたのだが、私の好きなLeffeのビールを帰宅がてらモノプリで買ったら、これが明らかに安い。価格を比べてみたら20%も違う!これにはびっくり。ちゃんと他の品物もチェックし直さねばならない。
「買える幸せ」が日本よりもっと安く買えて、もっと幸せを感じられる「お嬢さん」と、何の幸せも感じないまま日常品を盲目に高く買っていた私、どちらが愚かな消費者か?

何故こんな話になったかと言うと、パリは本当に夏のような気候になって、寒がりの私が半袖で良いほど暑く、ビールがうまいから。4月になって一足飛びに冬から夏になったので公園は百花繚乱状態だ。(写真はベルシー公園の牡丹)