坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

雨のパリ祭?

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南仏の強い太陽で小麦色というよりも赤焼けして戻って来たパリ、水曜朝の天気予報は「今日は昨日、そして明日と同じように雨」なんて悲観しきった言い方をしていたが、実際には霧雨、かすかな晴れ間、通り雨が繰り返しで、1日中ずっとしとしと雨が降っている訳ではない。と私がプラス思考でいられるのは、一つは南の熱気がまだ身体に蓄えられていること、もうひとつは新たな「雨の絵」制作プロセスの実験をしているから。というのもボンソンのP君が、展覧会場の床掃除の水を浴びて水滴の跡がついた昔の絵を見せてくれたから。「漂白剤じゃないの?」と疑ったが、ただの水だったようで、まさに乾いても水で溶けてしまう「欠陥水彩絵の具」があったのだ。これを使えば絵の具を塗った紙さえ持っていればいつでも何処でも即座に「雨の絵」ができるようになる! インターネットで調べたらまだこの水彩、まだ売っているので、木曜に通り雨の間をぬってヴェリブに乗って買いに行き、昨日は1日中色々実験を繰り返した。やはりなかなかそう簡単には行かない。水滴がにじんではだめだし。背景にむらができてもバツ。「また明日がある」と思っていたら、起きてみたら青空が少し見えて、天気予報では恒例のエッフェル塔の花火も危ぶまれるようだったが、それも大丈夫そうだ。
「あーあ残念」なんて思っているのは、パリ広しといえども私ぐらいのものでしょう。
(写真はパリの青空?とシャンゼリゼの軍隊のパレードが終わって基地に帰るヘリコプター)