坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

選挙の余波

6/19に触れたがスペインでは5月に地方総選挙があり、左から右に大きく揺れた。現社会党ザパテロ政権下での経済危機の所為である。建築中で放り出されたビルとか借家人を求める大きな空きビルがいっぱいあった。内政事情は知らないが、単純に見て好景気→建設ブーム→バブル崩壊のいつもの筋書き。何処の国でも一時景気が良いとどうしてこうなるのか? 
それはさておき、アラゴン地方政府も右になり、HITO企画を担当していた左派のJ君も文化局長R氏同様近いうちにクビになる(二人ともアビザンダのオープニングに来てくれたがやはり陰りがあった)。レジデンスの決算をするためには報告書と請求書を書かねばならないのだが、ことはかなり緊迫しているらしくJ君から今日2度も催促があった。だからお昼から夜までずーと報告書の作成。あー疲れた。
そしてその間ずーと空腹感に苛まれた。バリセロナでの昼食メニューはアビザンダほどすごいものではなかったが、空港でもまだ胃がもたれていた。今はさすがにもう完全に消化しきったようだ。思うにアビザンダ滞在中一番活発な活動をしていたのは胃袋だったに違いない。その鍛えられた胃袋に「あれは異常だったのだ」と早く納得してもらわねばならないが、間食にケーキ、それに誰かが置いて行った機内食のクラッカーのようなものも平らげた。
ところでさすがにバルセロナに行くと特に女性の肥満度がぐーっと下がり、中にはやせ過ぎの人も、心底ほっとした。差別の誹りを免れないが、本当に田舎では力士の土俵入りみたいな感じで、うんざりした。差別というよりバラエティーのなさ故と自分では思う。爆発的肥満を防ぐ何かがあるとすれば都会も捨てたものではない。だから6/27の宿命論は訂正を要するが、アビザンダで会ったバルセロナの人もしっかり太っていた。やっぱり遺伝子かなー?