憲兵対老人、現実の老人革命

チュニジアからエジプトへとアラブ世界の動きが慌ただしいのでちゃんとお昼のTVニュースも見ているのだが、1/20に書いた老人革命の夢を彷彿とさせるビデオが流れた。老人たちに治安警察（gendarme 憲兵？）が、まるで蚊か蠅に殺虫剤をかけるように催涙ガススプレーを吹きかけている。事は何と私の記事の翌日21日、南仏ガール（Gard）地方のアンドゥーズ Anduzeで起きていた。村長をはじめ、主に年配の村民たちが、大きな町が小さな村を飲み込む行政区画変更に反対し、線路に座り込み、それに対する制裁だった。本当は５分間列車を止めて解散のはずだったが退かなかった、そしてビデオにはないがデモ側の暴力的行為があったとの治安警察側弁明もあるらしいが、ともかくあまりにも度が過ぎていて態度が非人間的。どうぞご覧あれ。

http://www.dailymotion.com/zimprod#videoId=xgr4gz

最初はのどかに蒸気機関車が出てきますが、これは観光用路線のセヴェンヌ（Cevennes）汽車で、アンドゥーズはその始発駅。フランスの田舎では汽車が走っているなどと誤解しないように。憲兵の蛮行は２分過ぎから。

全国ニュースで流れたこのインターネット映像、今後の反響はいかに？