坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

憲兵対老人(続)

木曜に書いた憲兵の暴挙のビデオ、友達によると民営1チャンネルの夜のニュースでも流れたとか。今日のお昼の「今週のニュース」を可笑しくまとめた報道では、騒動中の聞き取れない会話に字幕を入れた。治安警官の方が市民の胸首をつかみながら、「警官に手を出すな!」とどなり、吊るし上げられた市民の方が「落ち着いて」とさとしている。ほんとにお笑い。
このビデオがヒット(?)するのは、まあたいてい誰でも警官のひどい態度に頭にきたことがあるかり、ほらみたことか胸をなでおろす気分となるからだろう。私は自転車で小道の信号を無視したとき、警官に止められ、罰金書を書き始めたので思わずputain!と言ったらプラス警官侮辱だと難癖をつけられ、「putainは元来は娼婦を意味するが、日常的にびっくりした時の感嘆表現にすぎない。貴方を侮辱したつもりはまったくない」と何で外国人の私がフランス人の警察官にこんなことを言わなければならないのかわからない弁明をし90ユーロの罰金で堪忍(?)してもらったことがあった(これが07/10/7に書かなかったこと)。これはたわいもない話だが、もっとシリアスなことでは、暴行を受けた女性を警察に連れて行った友達が、対応した警官のあまりにもの無神経さに憤慨していたことがあった。街の商店でもサービス精神のない国だから当たり前と言えばそれまでだが、それでも人間性を疑わせる行為は論外。これがきっかけで反省してもらうといいが、逆に素人カメラ対策が徹底されるかも(TVでは皮肉で、田舎ではカメラまで手が回らないとコメントしていた)。