寒さの後は、、、

月曜は久しぶりに太陽が見え公園のベンチで何十分も過ごしたが、最高温度は6℃、それでも今までが寒かったので暖かく感じた。そして昨日今日は10℃以上でポカポカと言いたいところだが、雨続き。また「雨の絵」を始めた。というのも先日「雨の絵」を整理しようと思ったところ、昨年は僅か3枚、パリの雨は1枚しかないので驚いた。如何にパリを留守にしていたのかがわかる。旅行中も雨の絵キットを持って行くが、制作に絶対不可欠な、平らな机、軒先き、シャワーの3つが間近にある環境はなかなか少ない。それに近年は少し手間のかかる「ゴールデンレイン、恵みの雨」シリーズにしていたので数が減っていた。
2年前の展覧会で「雨の絵」とその時間の雲の動きを伝える衛星写真を組みにして展示した。このアイデアは気に入っていたのだが、こともあろうにその写真を入手したヨーロッパ気象衛星写真アーカイブサイトが工事中となり、それ以降ずーっとアクセス不可能のまま。思い出してトライしたところ、同サイトは相変らずダメだったが、最近のデータなら15分おきの写真を高画質で取り入れられる違うサイトが見つかり、雨の採集をした後にすぐに衛星写真も取り入れるという、ちょっとだけ今までとは異なったプロセスを入れて再開の運びとなった。昔「雨の絵」の実験を始めた頃には、ローランガロスのテニスの中継を頼りにしていた。というのは普通、パリの雨雲は西から来るので、ローランガロスで雨が降り出せば、その頃住んでいた12区には半時間もしない内に雨が降り出したから。しかし今はインターネットで詳細な気象情報が1年中わかる。昔の苦労、誰ぞ知る。でも誰も私が「雨の絵」を作るのに苦労するなんて思っていないだろうが、、、。（写真は昨日11日11時20分の雨の絵の一部）

それにしても在庫一掃してしまわなかったのは惜しまれる（10/4/17参照）。巷では今日からソルド（バーゲン）らしい。