キララ雪と双児の卵

昨晩の雪は何故か紙吹雪のように夜空にキラキラと舞っていた。車の屋根のうっすりと雪化粧を観察したところ、サラサラな雪の粉末に雲母の結晶のような少し大きく平たい板状のものが沢山。これが車の上でもキラキラ光っていた。ちょっと変な雪だ。（11月末からすでにこんなに寒いのも尋常ではないのだが）軽くて乾燥していて、吹けば飛びそうと思っていたが、案の定積もることはなかた。

それから変なのは日曜日の朝市で買った６つの卵。3つ目を割ったがまた二卵。ひょっとしたら6つとも双児なのだろうか？　ちょっと無気味だ。木曜日も朝市の日なので卵売りのおばあさんに報告に行ったのだが、さすがにこの寒さ、卵おばあさんどころか、チーズ屋も野菜売りも来ていなかった。

そして道路では気さくな路上清掃夫のH君が黄色いバケツの中にせっせと白い物体を入れていた。雪の除去ではあるまいしと思ったら、凍結防止用の粒塩。機械を押すとバケツのしたの円盤が回転して塩をばらまく。押して歩かせてもらったら結構楽しい。トム・ソーヤーではないが、子供にやらせればあっというまにパリ中の鋪道に塩がまけるのでは。