坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

ブログ再開

私は日本にいる間は例のなんか妙な雰囲気のマンガキャフェに行かないと私はインターネットに接続できない。それで結局1ヵ月ものブランクが開いてしまった。こういうものは一度止めてしまうとなかなか再開しづらい。ちょうど我がアトリエではホテルが取れずに緊急避難してきた友人がぐっすりお休み、私は時差惚けで早く起きているから(かつ目覚ましを冬時間にするのを忘れたから「6時かー」と思った起床は実は5時)手持ち無沙汰???というかで、まあぼちぼち書きはじめましょう。

懸念していた23日の講演会、中学高校の友達をはじめ、様々な知合いが大勢来て下さったお陰で、私としても受入組織のアリアンセ・フランセーズにとっても一応成功裡に終った(一応というのは残念ながらDVDの音声再生にトラブルがあった)。足を運んで下さったみなさん、本当にありがとうございました。

その後、名古屋で開催されていた生物多様性会議に出席したパリ自然博物館の研究家(友達の友達、だから名古屋で初めて会った)につきあって京都に行き、桂離宮修学院離宮を三十数ぶりに見学、それから一人で紅葉を探して東北をぶらり、日本を満喫して戻ってきた。

そうそう、10/13日に書いた羊パーフォーマンスの落ちは講演会のネタにはしなかったので、その結末は???

だからここで10/13から読んで、あるいは読み返して下さい!

さて廃屋の入り口でどうしたか?
 
群れをなして押し寄せた子供、それは羊さながら。それで彼らを羊とみたて、柵の中に誘導、羊飼いの持つ杖でおどしてメエメエと鳴かせた。元気だった子供たちは変な東洋人に何をされるのかと神妙になり、お婆さんが孫に「早くそこから出なさい!」と叫んだ。結局阿呆みたいなパーフォーマンスとなったが、私はいたって満足(多分他人より)。だって頭から血の引く思いをしたその瞬間に臨機応変のチエが浮かんだのだから。

そしてこういう話は落ちのオチみたいなものに発展する。例えばアーティストの中には「エイゾウに何日も羊の話をきかされてすっかりだまされた」、つまり私は羊を運んでくるつもりなど到底なかった、すべて巧妙なからくりだったと解釈する人もいて、、、。面白いですねー。