またまたインチョン空港より

無事にパリを発ち現在インチョン空港にてトランジット。この前は降りたので、名古屋行きの乗り継ぎが悪いことを忘れていた。

前回（9/18）もここでブログを書いたが、ここは無料で無線LANが使えるので本当に便利。というわけで昔の韓国のビエンナーレの話に戻る。

公州周辺では山の見晴らしのいいところに、日本の古墳を思わせる、テラスにオシャモジ型に土が盛られた、写真のような墓が点在する。この墓全体は芝生に覆われ、手入れが大変ではないかと思うのだが、上るのも苦労な山の上にあったりする。
私が仕事をしたヨエミ山の中にもあったのだが、実はヨエミ山は漢字で書くと燕尾山、周りはまだまだ自然に恵まれているが、昔沢山いたはずの燕を目にすることはもういなくなったという。私はだからオシャモジ型の替わりに先が二つに分かれた燕の尾の形にした「燕の墓」を作ろうと思った。これが私が現地で考えたプロジェクト。現地の人が見れば私の意図することは一目瞭然、絶対の自信を持って提案したのだが、ミルクパック牛の方を望まれたのは以前述べた（9/7）。困ったことにこれは燕尾山に作らないと意味がない（そこがすばらしいところなのだが）。だからこの夢を叶えようとするとまたあの大変なアートキャンプに参加せねばならないので、これは結局机上のプランで終わってしまう。残念なことだ。