ラマダン

近くのアラビア菓子店は長蛇の列、スーパーも普通なら空いているはずの8時頃にレジで列をなすので変だと思ったら、ラマダンの所為らしい。そういえばレジの北アフリカ系のお姉さんも疲れきっている。ラマダンの間はイスラム教徒は日の出ている間は食事をしない。夜に食べだめするわけだが、今年のラマダンは8/11に始まったので昼が長くて、特にヨーロッパの回教徒には大変だ。断食の苦行で信仰心を試練にかけるということだろうが、私は苦行が大嫌いだからイスラム教徒にはなれそうもない。
苦行と言うと私は中学高校時代の運動部の、兎飛びとか腕立て臥せとかのシゴキを思い出す。あれだけやらされた割には私には骨と皮の痩せ細った身体しかない。あまりに馬鹿馬鹿しいので高校1年で運動クラブは辞めたが、そのお陰で自然に勉強時間が増え、成績も上がって所謂一流大学に入り、現在その学歴は全く関係しないことをしているものの、それが大いにその後の人生を左右したのは確かだ。学歴偏重を鼓舞するつもりは毛頭ないし、人生何が幸いするかわからないが、とにも角にも兎飛びを早く止めたのはよい選択だったと思う。かくも昔を振り返るとは、歳を取った証拠だろうが、「少年老いやすく学成り難し」、白髪は生えても結局まだまだ少年みたいなもので、、、。

明日から韓国、いろいろあって何の下準備もなく発つことになった。どうなりますか。