櫻井みどりさん逝去

クルーズ地方から6/27（日）に戻り、その翌日から11日までノルマンディーに。

その間に入院中の親友のMさんの病態が悪化、10日（土）に亡くなった。訃報はオープニングのパーティー中に受け取った。
昨年はほぼ同じ時期、カンタル地方での制作中に私のリトの先生だったジャクリーヌが亡くなった（09/7/29記）が、今回は私がパリを離れてから連絡係をしてくれたYさんのお陰で情況をフォローでき、彼女のアドバイスもあって月曜日にとんぼ返りしてMさんには聞こえているか聞こえていないかわからないが最後の挨拶をしたので冷静に受け止めることができた。
Mさん、櫻井みどりさんは近年は主に自作のビデオを建築物などに投影する仕事をしていて、一昨年は一緒にウズベキスタンにも行った（08年10月、11月参考）。彼女は私にとってアーティスティックなオピニオンがかなり合う人で、展覧会など一緒に行っても「くだらないからすぐ出よう」とかをあっさり言って一緒に行動できる貴重な存在。ぱっと頭に浮かんだアイデアもすぐ私がどんなものを想像しているか素早く察しでき、自分では「ちょっとどうかなー」と疑問があっても、彼女が「面白い」と言うので真剣に考えたプロジェクトも少なくなかった。ウズベキスタンの砂庭もまさにその例。色々な友達がいても、その人の意見を自分の制作基準にできる人はあと1名いるかいないか。多分そのポッカリと空いた存在の穴は将来にもっと実感することになるのだろう。
彼女のサイトは　http://midorisakurai.free.fr/

告別式は木曜日16：30よりペールラシェーズ墓地にて

合掌