坂田英三 旧ブログ

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雨に秘められた暗号

知合いのジャックさん、探偵小説を書いているが、9月に子供向けの本が出ることになった。主人公が謎を解く鍵が亡くなった画家の「雨の絵」。つまり殺害された画家の絵として私の「雨の絵」が使われる。送って来た原稿を斜読みにして、そんな暗号がどうやって読めるのかな-と首を傾げていたら、何の事はない、上手く暗号が入れられないか相談された。子供向きなので露骨でよいのだが、出版社が仮に作った暗号雨の例はちょっと度を越して安易だったので、私がそれなりに不自然な雨のサンプルを作り直した。ジャックさんは本当に私の雨の絵を見ていてこれを利用しようと思ったそうで、私の「ウサギ」ではないが、人各々思いつくことが千差万別だ。当然ながら本当の「雨の絵」のあってなき意図は、探偵小説のアネックスに添えられる。

(私の「雨の絵」を御存知ない方は日本語サイトを御参考に)