便利なパリ！？

今月15日に韓国に発ち、その後日本に戻って10/23の発表会までゆっくり滞在してしまうのだが、パリに戻るや否や展覧会に参加する予定。雨の絵にするつもりだが、衛星からの雲の写真と合わせた額装をしようと思っている。本の和文テキストを終えてから大いに疲れ気味だが、額装の準備でもしようかと、昔衛星写真をダウンロードしていたサイトに行こうとしたらなくなっていた！　それで仕方なくイギリスのサイトに入会、会員番号待ちになってしまったので、額装用のマット紙を買いに近くの画材・文房具店に行ったら、こちらも店終い。バカンスではない。完全に店内は空っぽ。近所のセーヌ川沿岸地区は建築学科もある大学ゾーンになるので、その開発地区に店を作ったのはわかったが時期尚早。いつも客がいなかったから、私には便利だったが閉店は当然と言えば当然。それで自転車に乗って昔住んでいた12区の大きな店に行ったらこちらは夏で昼休み。午後にモンパルナスの方へ行く用事があったので、後でレンヌ通り近くの同じチェーン店の大店鋪に寄ることにしたのだが、行ってみたら何とそこは大手香水量販店に変っていた。最後の頼みと大昔からあるモンパルナス駅近くの老舗画材店アダムに行ったら（５年ぶりぐらい？）、なお健在、涙、夏でも開いていた、嬉しい。こんな風にパリの街をふらふら移動するのも、世界の異常気象を他所にパリは好天続きで快適だから。今日みたいにやる気がない時は、ヴェリブに乗ってサイクリング。バカンスで車は少ないし、観光客をしり目にノートルダムの前なんか通って、これで結構旅行記分になれるのはパリの素晴らしいところだ。テラスに腰をかけてビールなんか飲むと、何処にも行かなくても完全にバカンスしている気になってしまう。美しき街なみ故か、私が単純なのかわからないが、至極便利なものである。