坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

大腸癌早期発見検査

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今日はシモネタ(?)なので、「キタナイ話は嫌」な方は飛ばしてください。

フランスでは50歳を越えると大腸癌の早期発見用の検査を5年毎にしてもらえる。検査キットは例の主治医(2/9参照)から貰わねばならないので今までしたことがなかった。今回の風邪で最初の診断時はいたって元気だったから、医者に行ったついでと、この検査の事も話し、キットをもらってきた。流石に風邪の間はそれどころではなかったが、元気になって健康の有り難さがひとしお、この検査も早速することにした。
いわば検便なのだが、その説明が私には不可解。先ずは便が水に落ちてはいけないので「便器の周りにビニール袋をかぶし便座を下ろして固定する」とある。かつ「袋は水につかないように」との注意もあるが、荷重がかかるしなー?(私はテープで固定) 加えて不思議なのは、図のように便器全体が袋でカバーされるので、小をせずに大だけをしなければならない。人がどのようにトイレを行うかには興味がないが、普通の人は大と小との排泄を別々にコントロールできるのか? 右手と左手、それに両足と、何でも連動してしまう不器用な私にはショパンエチュードを弾くぐらい難しい(つまり不可能)。だから不器用さに合わせて説明図通りにせず、造形的変更を加えて一応クリア。そして第二の難関。
検便セットには紙ナイフがあってそれで便を採取するのだが、その量が「米粒大を越えてはならない」とある。最低量の記述はなし。米粒大ほどならまだ検討がつくような気もするが、何れにせよ厚手のカートン紙ナイフでの微量採取など全く容易ではない。結局便を突きまくって何とかしたが、「2箇所異なる場所から、ナイフを替えて採取する」ことになっているので本当は一発必中でなければならないような雰囲気。小学校に持って行かされたマッチ箱に入れるような検便とは難易度が違う。これはショパンではなく何に喩えようか? そしてこれを3日間続けねばならない。そして3日経っても技術力は向上しなかった。それどころか毎日緊張してしまって便意がなくなりましたよ。これで標本が悪いからやり直しなんて通知が来たらどうしよう(オロオロ)。