坂田英三 旧ブログ

2013年までのブログです

今年の戦況

クルーズの企画のギャラがどうのこうのと言うとお金のために制作に行くように聞こえるかもしれないが、場所が非常に魅力的であったり、私の制作態度にふさわしいものであれば、最低限が保証されれば喜んで行く。例えば今週末に現地視察に行くノルマンディー。これは過去の作品だけで審査され、選ばれたので場所を見に行き、本番は6月末より2週間滞在して制作する。その間の食事はでる。これは私には大事。制作だけして買物や食事をしないでいいと、それだけ仕事が尊重されているようで、私は非常にハッピーになる。クルーズは一時審査があってプロセスの最初はこれに似ていたのに、後は全てその反対。現地制作なし、2-3日設置に行くだけだが、青年センターに自炊設備があるから田舎のレストラン代などは必要経費には含まれないと言われた。だから全然やる気がしなくて文句たらたらになってしまうのだ。もう一つ、ブルターニュの浜辺の企画。一週末のフェスティバル期間だけなんとか持てばいいので私が好きな「コワレモノ」でいいのと、海岸の景色が美しいのでギャラが低くても応募した。かつ美味しそうなものが食べれそうだし、、、。これはかなり常軌を逸した企画を出したが一時選考はパス、でも今日残念ながら落選通知が届いた。限り無くダメに近いオーヴェルニュの企画(12/12)も落選だったし、やっぱりクルーズはやったほうがいいのかなー。
これで今年の応募結果は出尽くしたと思うが、戦況は去年みたいなものか(4/27)。
ダメモトが大ヒットの韓国(8/18+11/27)、幸運なオランダ(2/20)、そして上記のノルマンディー、それに困りもののクルーズ。
9月にアメリカから戻って頭の切り替えができないまま次年の企画を始め、あまり自負するような企画ができなかったのだが、その割にはラッキーというか、それが幸いしたのか? 全体としての評価は去年より難しい。番外として、久々に「画家としてトルコに行く」という企画もないことはないが、これはどうなることか。